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「学校を開く」

昨日,終業式が終わりました。ようやく夏休みです。

イレギュラーにイレギュラーを重ねた1学期,いつもより期間は短いはずなのに,とても長く感じました。子供達は素直に頑張り,保護者も温かく見守って下さりました。そのストレスがないのに長い。これはまずい。

今日は「学校を開く」ことの必要性を少し考えていければと思います。

「教師の過重労働」

ここ1年位,インターネットを中心に話題になり始めています。ここに関しては内側から変えていかなければいけない部分もあるし,個の努力で改善できる部分も大きいと考えています。

しかし,今年度に入ってからの4ヶ月はあまりにもキツかった。例えば清掃,子ども達に清掃をさせられないのはわかります。しかし,我々教師はトイレの床を雑巾で拭いても絶対に感染はしないのか,毎日消毒作業をしていますが,これにはどれくらいの効果があって,いつまでしなくてはならないのか。「お願いばかりで申し訳ない」という魔法?呪い?の言葉。

突然降ってくる大きな仕事,意図も効果も曖昧,終わりも見えない,加えて元々足し算しかできない体質なので,代わりに減る業務は何もありません。定時を超えて会議なども平気でやってしまいます。(重要な議題ではなくともです・・)

そして先日知った驚愕の事実なのですが,万一校内で感染者が出た場合の消毒は,業者を手配してくれるのではなく,休み中の我々が呼び出されセルフでするとのこと。そんな素人作業で良いのかと流石に憤りを覚えます。

残念ながら感染者は減らず,2学期以降も同様の体制で「お願い」と言われ肯くしかない私たち。

ここまでくると,自力で清掃業者を探してお願いをしてみようかとも思う次第ですが,上に掛け合ったところで「近隣校は教師がやっている」「うちだけ他と違うのは・・・」と切り捨てられるのがオチかなと。それ位学校は「閉じて」います。

「学校を開く」

様々な方のお話を聞いたり記事を読ませたりしていただく中で,教育と絡んでいきたい,学校の役に立ちたいと思って下さっている方はたくさんいるのだなと知りました。

・学校を片付けたい

・全国の子供に落語の楽しさを伝えたい

・先生のお手伝いがしたい

といった感じでどれを聞いてもも素敵だし,心から有り難いと思うのです。

もし,「学校を開きたい」と思って下さっている方がいましたらお願いです。

教育委員会や身近な学校にどんどんご自身を売り込んで下さい。門を開けに来て下さい。

1学期は子供も教師もみんな必死に乗り切りました。でもきっとこのまま行くとこの先,倒れる教師が続出します。そうなると,最終的に割りを食ってしまうのは子供です。

「子供と向き合う時間」を与えられた教師は頑張れると思います。そこに時間を割ける状況は今のままでは作れないです。

力を貸して下さい。お願いします。

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