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日本のマインドフルネスのこれから

池埜聡先生(関西学院大学教授)と井上ウィマラ先生(元高野山大学教授)のご対談を開催しました。

池埜先生からの問題提起

2,600年前にブッダがどのようにマインドフルネスの実践を教えていたのかについて、考察してみたいと思います。 (1)

マインドフルネス・ブームの光と影について、アメリカと日本を中心にした事例紹介の後で、 サティパターナ・スッタ(念処経)でのマインドフルネス ( サティ ) のもともとの意味、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)の創始者ジョン・カバットジンの最近のマインドフルネスについての言葉など・・・・。そのうえで、「井上ウィマラ先生と議論したいこと」として、 次の4点をご提示いただきました。

①マインドフルネス・ブームの陰と陽をどのようにとらえておられますか。
②そもそもパーリ仏典はマインドフルネス(sati)をどのように描いているので
しょうか。
③「社会的な問題までなんてマインドフルネスに過大な期待をしすぎている」と思われますか?
④ポスト・コロナの時代、マインドフルネスにはどのような歩みが求められるでしょうか。


井上ウィマラ先生の発表

池埜先生からの問いかけを受け、まずはウィマラ先生から「どんな流行にも光と影がある」こと、そして「今のマインドフルネスはその思春期を迎え、自らのルーツを探りながらどのように社会に自立してゆくのかについての悩みを抱えている」ことが指摘されました。そしてパーリ語仏典の膨大な知識の中から、サティ(sati)についてのご自身の見解や悟りの段階的構造などについてお話しいただきました。

2,600年前にブッダがどのようにマインドフルネスの実践を教えていたのかについて、考察してみたいと思います。


では、2時間にわたる対談から、ハイライトを抜粋した動画(8分間)をご覧ください。(vimeoに移動します)

ご視聴はこちらから ⇒ 「日本のマインドフルネスのこれから」




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