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スマホ依存のリスクと未来への影響 ーー 高須先生の洞察を通して考える

こんばんは!
ティーチャーズ株式会社代表の中場牧子です。

今年も残りわずかとなりましたが、私たちは現在、 「Mindful Digital Diet(デジエット)」 という新しいプログラムを広めるためのクラウドファンディングに挑戦しています。そのため、ここしばらく、「マインドフルネス×デジタルデトックス」をテーマに記事を書いています。

今日は、「こどものスマホ依存と、未来について」書いていこうと思います。

お子さんがスマホを手放せない様子に、心配になったことはありませんか?
もしくは、ご自身でも「ついダラダラとスマホを触り続けてしまう…」と感じること、ありませんか?

そんな悩みを抱える人にぜひ見ていただきたいのが、昨日公開された高須幹弥先生のYouTube動画「【無気力】子どものスマホ依存のリスク」です。スマホとの付き合い方について、鋭い洞察が語られています。

この動画の中で語られている「こどもがスマホを取り上げられたときの禁断症状」は、まさに我が家でも起こったことでした。無理やり取り上げると、叫ぶ、喚く、暴れる・・・。わが子が突然、人が変わったように泣き叫び、家具をなぎ倒していくのを目の当たりにして、危機感を通り越して「恐怖」さえ感じました。(後日談はこちらの記事に書きました↓)

この記事では、高須先生のYoutube動画の内容をわかりやすくまとめてみました。(関心ある方はぜひご視聴ください!)
そのうえで、私が気になった「なぜ規制が進まないのか」という部分を深堀りし、未来に向けて私たち大人ができることについて考えてみようと思います。

高須先生のYouTube動画の要点

スマホ依存のリスクとは?

  • 子どもが依存症になりやすい理由 ⇒ 自己抑制能力が未発達なため長期的に物事を見ることができず、快楽を得やすい方向に流されやすい。

  • 脳に与える影響 ⇒ ドーパミンの過剰分泌が、無気力化やうつ傾向を招く。

日常生活への影響

  • 睡眠障害や学業への悪影響。

  • 友人関係が希薄化し、社会適応能力が低下する可能性。

親が知っておくべきポイント

スマホとの付き合い方を教える

  • 1日1~2時間の利用制限や、夜の使用禁止といった具体策。

  • 教養目的の利用を推奨し、エンタメ利用をコントロールする。

親の役割とリーダーシップ

  • 「心を鬼にして制限する」重要性。

  • 親自身もスマホ依存に気をつけるべきという危機感。

社会全体での取り組みの必要性

海外の事例紹介

オーストラリアでは、16歳未満のSNS使用を禁止する法律が施行された。

日本の現状と課題

  • スマホ産業や関連企業の影響で、規制が進みにくい状況。

  • しかし、家庭内でのルール作りがそのギャップを補う力になる。

高須先生からは「スマホは強度の依存リスクがある」、「親の危機感がない」、
「日本にスマホ依存症のリスクが浸透していない」という言葉も。

なぜ規制がすすまないのか?

動画では、日本の現状として「規制が進みにくい状況」にあることが、指摘されていました。おそらくこの問題についても、Youtube動画だからこそ話せたということで、地上波のテレビではそもそも流せないのではないかと思いました。

動画では、スマホ産業や関連企業は、多くの利益を上げているため、未成年の利用規制が進むことに反発を示していると話されていました。確かに、スマホメーカー、携帯キャリア、アプリやゲーム配信会社など、広範な産業が関与しているため、こうした規制を実施するための法整備は難航することが予想され、またテレビやメディアもスポンサーとしてスマホ関連企業を抱えているため規制に対する議論が公然化しにくいことは想像できます。

未成年者のスマートフォン利用に関する規制については、保護者や教育関係者の間で賛否両論があります。例えば、2020年の調査では、未成年のスマートフォン利用時間を減らしたいと考える親の約6割が「家庭内での努力だけでは難しい」と回答し、規制に賛成する意見が多数派を占めています。

総じて、未成年者のスマートフォン利用規制に関する議論は、産業界、保護者、教育関係者、政府機関など多様なステークホルダーの意見や利害が絡み合う複雑な問題といえます。

とはいえ、どんどん進んでいく状況を前に、「困ったなぁ・・・」とただ手をこまねいているだけでは、未来を変えることはできません。私たちは、この状況を見過ごすのではなく、積極的に向き合う必要があります。未成年者を含むすべての人々が、健全にテクノロジーを活用できる未来を築くためには、スマートフォンの利便性とリスクの両面をしっかりと見据えた議論と行動が求められます。そしてこの状況を注意深く、念入りに、平静さをもって観察する力こそ、マインドフルネスに宿っていると私は確信しています。

規制や法整備の議論が難航する現状にあっても、まずは私たち自身ができることを見つけ、小さな一歩を踏み出すことが重要です。その一歩が、未来をより良い方向へ導くきっかけとなるはずです。

私たちが望む未来とは?

私たちが日常的に手にしているスマホ。その便利さは疑いようがありません。ですが、瞬時に情報を得たり、世界中の人々とつながったりすることができる一方で、その利用方法が私たちの社会や次世代にどのような影響を及ぼすかを、長期的に考える機会は意外と少ないのではないでしょうか。

例えば、2050年の日本、そして世界を思い描いてみてください。

果たして、今私たちが進んでいる道が、その未来に繋がっているのか。
望んでいる未来を描くことができるのか。
それとも・・・未来そのものが既にディストピアなのか。

間違いなく、その頃にはAI技術がさらに進化し、スマホ(というか、おそらく既に別のデバイスに代わってると思いますが)が人々の生活の中心に存在していることでしょう。しかし、その中で、私たちのウェルビーイングはどうなっているのでしょうか?

次世代への責任

次世代の子どもたちにとって、スマートフォンは単なる便利なツールではなく、生まれた時から当たり前に存在する環境そのものです。この環境が、子どもたちの心身の発育や未来の可能性にどう影響を与えるのかは、まだ誰もわからない。その意味において、私たちは今、高須先生がおっしゃる「世界中で行われている壮大な実験」の分岐点にいるのかもしれません。

ただ、一つ言えるのは、今の私たちの選択次第で未来が変わるということ。だからこそ、現在という瞬間に目を向け、意識的に自分で選択する力を大切にしたいのです。

持続可能な社会の実現

さらに、2050年の世界を見据えたとき、私たちは地球環境や資源の持続可能性にも目を向ける必要があります。デジタル機器の生産や廃棄は環境に大きな負担をかけています。そして、たとえ端末そのものが省エネ使用になるとしても、クラウドまで考えると膨大なエネルギーが必要となっていくことが予想されています(キャノングローバル戦略研究所)。便利さを追い求めるだけでは、地球の未来を危険にさらすことにもなりかねません。

今、考えるべきこと

私たちが今選ぶ道が、未来を形作ります。スマートフォンを制限するべきか、活用するべきかという議論はもちろん重要です。ですが、さらに大切なのは、その使い方が「心身に健やかなライフスタイル」と「社会全体の調和」を保つものであるかどうかを観察し、柔軟に調整していく力を身に着けることだと考えます。
そして私たちは、個々人の選択だけでなく、社会全体の価値観を問い直し、共有する必要があります。

未来への問いかけ

改めて、2050年の自分や子どもたちが生きる世界を想像してください。
その世界で、私たちは自分自身の選択や行動に誇りを持つことができるでしょうか?

今一度、立ち止まって一呼吸し、スペースを感じて考えてみましょう。
私たちが選ぶ選択肢が、どのような未来を形作るのかを。

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未来をつくるのは、今この瞬間の選択です

デジエットは、私たちの日常に小さな変化をもたらします。その変化が、やがて大きな幸福感や充実感に繋がると信じています。
どうか、最後の1日、あなたの力を貸してください。
どうぞよろしくお願いいたします!



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