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つくる、つながる、とどける【岩手県教育委員会とnoteの連携協定】

先日、岩手県教育委員会とnote株式会社が高校魅力化の情報発信に関する連携協定を締結しました。
これにより、県教育委員会と県立高校63校がnoteプロを活用して、高校魅力化の取組を発信していくことになります。

これまでのように県教育委員会が各学校の取組を一元的にまとめて発信したり、各学校がホームページでバラバラに発信したりするのではなく、noteのメディア・プラットフォームを使うことで、各学校が自律・分散的に生徒の探究活動や地域との連携の様子を発信しつつ、それらがネットワークのようにつながっていくことが期待されます。

島根県海士町への出向時代に私が学んだことは「自立・挑戦・交流」を通して高校や地域の魅力を高めていくことの大切さでした。これは、国の第三期教育振興基本計画がキーワードとして掲げる「自立・創造・協働」ともつながる概念です。
また、昨年10月に岩手県教育委員会が公表した「いわて高校魅力化グランドデザイン」においても、全校共通の視点として「主体的・協働的・探究的な学び」を掲げています
新しい時代を見据えたときに、高校の魅力化を通して「協働(交流)」や「探究・創造(挑戦)」していくことが生徒の「自立」に欠かせない学びとなっています。

今回、連携協定を締結したnote社は「つくる、つながる、とどける」をコンセプトに掲げています。
一方、岩手県では、高校の魅力化を進める上で、生徒の探究・創造的な学び(つくる)の場を、学校だけでなく地域や地元企業等との協働(つながる)の中から共創し、その成果を多くの関係者と共有する(とどける)ことを大切にしています。
まさに、note社の掲げるものと岩手県の高校魅力化が大切にしていることはリンクしてます。

そんなnote社と岩手県教育委員会とが連携することで、学校や地域に面白いインパクトが起こるのではとワクワクが止まりません
何より、noteのシステムはとてもシンプルで投稿・更新も簡単なので、従来の学校のホームページの更新と比べて教員の負担が減ることにもつながります

最後になりますが、地方創生で必要な人材として「風の人」「土の人」と表現することがあります。
私自身は、文部科学省から岩手県教育委員会への出向者として「風の人」となりながら、海士町で芽生えた高校魅力化の種やnote社との連携の種を岩手県に届けることに少しでもお役に立てたのなら、こんなに嬉しいことはありません


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