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教員に必要な資質

 教員として働いていると、「荒れるクラス」と「荒れないクラス」に出会うことがしばしばある。その違いはなんなのか。一概には言えないかもしれないが、自分なりの結論をまとめておこうという話。と、同時に今年一年、自分でもしっかりとその力を身につけていきたいと思う。

「荒れるクラス」と「荒れないクラス」違いは一つ。
教師が「チームマネジメント」をできているかどうか

チームマネジメントとは、


目標を達成するためにメンバーが動きやすくなるように調整したり、働きかけたり、仕組みを作ったりして、メンバー一人一人が最大の力を発揮できるチームへと導くこと。

https://nkgr.co.jp/useful/hospital-care-enterprise-organization-44385/#001

どのような目標を掲げるにしても、チームがまとまっておらず生産性が低い状態では目標達成が難しくなります。チームマネジメントとは、チームメンバーを適切にマネジメントし、個々のメンバーの、そして、チーム全体の生産性を上げるマネジメント手法を指します。

https://www.too.com/fun/blog/work/team-management.html

メンバーを牽引する管理職やリーダーが、部下やチームメンバーを目標達成やそのための生産性向上へと導くための手法全般

https://stretch-cloud.lmi.ne.jp/column/0038#6397d38a48fbea5b0ad362bf-1670894625369

つまり、
「目標達成に向けて、集団をまとめ、率いる力」

クラスで目標を立てているか
その目標は全員で共通理解ができているか
クラスの人間関係を把握できているか
一人でも不満に思っている子はいないか
またそれに目を向けてやれているか・・・

いろいろありますが、こんなところでしょうか。ただ、教師が大変なのはクラスの子どもたちはもちろんのこと、主任級になってくると、職員のチームマネジメントも行なっていかないといけません。(今回はクラスのことに限ります)

実際に私が、クラスを経営していく上で必ずしていることを紹介します。

目標を立てる

「学級目標を立てる」だけでは、意味がありません。実際、学級目標を毎朝みんなで言わせている人もいますが、そんな軍隊的なことは今の時代にそぐわないと思います。私がしていることは至ってシンプルです。
四年生の学級目標は「人を笑顔にできるクラス」でした。決め方としては、まず、私の学級経営目標について毎年話します。「安心して・安全に過ごせるクラス」君たち一人一人がそう感じてもらえるように私はクラス作りをしていくからねと。
キーワードを出させ、組み合わせて、シンプルにして〜とよくあるやり方です。
ここからが大事
運動会があるときには、「見ている人が笑顔になるようにはどうしたら良いか」
トラブルがあったときには、「それで、周りの人が笑顔になるのか」

もし、それがどうしたというものなら、学級目標を変えよう。達成する気がないのなら学級目標である意味はないのだから。

一年生の学級目標は「自分たちで考えて動けるクラス」でした。(一年生にしてはレベル高いなぁと驚きました。)また、これを決めた時点で理解できていない児童がいました・・・
ですが、これもまた、その都度何度も何度も学級目標に立ち返らせていくうちに、少しずつ理解していっていました。

 このように、目標を立てたならばその都度立ち返らせる。そんなことが大切だと感じます。もう一つ実践として、後ろの黒板に4月から3月まで書いた模造紙に行事を書き、行事を行う前に目標と、行なった後に振り返りを書かせました。3月には付箋ぎっしりになり、これはとても良かったです。
目標&振り返りはこんな感じにすると良かったです。


集団をまとめる

 集団をまとめるは幸いにも私はずっとチームスポーツをしてきましたので、おおよその集団というものは理解しています。そして、リーダーとしてどのようにふりまうのか、これは我々教師は日々勉強していかないといけないところですよね。色々と考え方があるので、ここではトヨタの社長が語るボスとリーダーの違いについて紹介します。

リーダーは、

我々と言う。
黙って失敗を処理する。
やり方を教える。
仕事をゲームに変える。
やろうと言う。

補足すると我々は教師ですので、失敗をさせてその後を考えさせることも大切だと思いますので、失敗を共に処理することがより良いのかと思います。

以上がチームマネジメントですが、4月から始まる新たな教室で、今のままの自分でするより、何か一つ新たな力をつけて、なにより楽しんで教育していきませんか。


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