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自由進度学習と一斉授業

 二ヶ月間自由進度学習をしてきた。子どもたちは、「楽しい」という。
そして、改めて一斉授業について考えて見た。というのも、専科の先生がこんな本を職員室の机の上に置いており、「自戒の意味を込めて読み返す」とのこと。それを拝借し、読ませていただくことに・・・

 心惹かれたのは、一斉授業とは、
「凛々しい個別化」と「豊かな交流」が行われること。

 そして、「凛々しい個別化」とは、先生は自分に指示し、発問していると子ども一人一人が感じられる指示、発問、喋りであること。それらを成し遂げるには、根本として「授業規律」があること。授業規律は全部で6段階示されており、
①立ち歩きや私語がないこと。
から始まり、
⑥学習課題を持って授業に参加し、教師・友だちと共に授業を作る。意見を大切に、深める発言ができ、授業作りに評価できる。
を最終的な授業規律のゴールとしている。

 また、教師としての立ち位置にも言及されており、
「教師はボスザルであること。」つまりは、自分の権威に敏感であること。言い換えると、学校には教師が関わらない場があることも重要であること、としている。
いかにも昭和な発想ではあるかもしれないが、
今の学校の教師は、よかれと思ってかなんでもかんでもやってあげすぎな風潮があるように感じる。子どもたちの力は無限大であり、我々が思う以上に子どもたちはできるようになる。その可能性を潰すことのないようそっと見えないところでフォローしてあげるのが大切なのではないだろうか。

私が最近思う教育とは
子どもたちがいかにやり切った・できたかを味わえるように大人が支えてあげられるか、8割教師がやってもいい、学ばせたい、できるようにさせたい2割を子どもたちにさせ「できた!」と思わせられれば次からは、3割、4割・・・そのうち子どもたちが10割全部をやるようになる。それが教育ではないだろうか。



 そんなこともあり、一斉授業にカムバックしてきた私が次に読んだのはど定番の一冊笑

 続きはまた次回

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