歴代モチベーションムービーの曲たち

1週間前、３年前に作ったモチベーションムービーについて熱く語ってしまった。

この記事を書いていたら、今までのモチベーションムービーをすべて振り返りたくなってきてしまったので、選曲の理由と思い出を今回も語っていきたい。どれも選手も保護者の方にも好評だったと勝手に思っているので、動画つくりの参考にしていただけると嬉しいです。

NewWall([ALEXANDROS])

2021年秋。コロナウイルスの影響で上位大会がなく市大会で終了。
この4年間で最もベスト４に近づいた大会だったけれど、PK戦で敗退。
とにかくこの大会までにストライカーが見つからず、オフェンスの構築に四苦八苦した記憶。
それはモチベーションムービーにも表れていて、とにかく得点シーンの映像が少なかったので、どこでどのシーンを使うのかめちゃくちゃ苦労しました。

このころはまだ選曲理由が、筑波大蹴球部のモチベーションムービーがカッコ良いから。
曲調の割に、ベンチ入りメンバーにPK戦のルールを知らない奴がいて、負けるべくして負けたんだなと苦い思い出が蘇ってあんまり聞き返せていない。

決戦スピリット(CHiCO with HoneyWorks)

1回戦で敗退した2022年夏、市総体の曲。

どちらかというと負けが多く、守備で粘りを見せてなんとか勝ち筋を見つけようとするけど、でも勝てない。そんな代だったからモチベーションムービーのセオリー「辛いところから這い上がっていくイメージの曲」ではなく、「前向きに明るく、チャレンジャー精神を持てるように」という願いを込めて選曲。
市総体の数日前にJ下部のBチームにボコボコにされたこともあって、気持ちを切り替える意味でもこの曲で良かったなと。
意味を持って選んだ曲だから歌詞の全てが好きだけど、曲の最後が一番好き。

味わった敗北のキズは　涙やって花を咲かせる
“諦めろ”と笑えばいいさ　そんな言葉　僕は知らない
“粋がってろ”馬鹿にされても　勝利掲げ僕は生きたい
敗北を知り花は咲く
“不可能”と笑えばいいさそんな言葉　僕は知らない

決戦スピリット歌詞

初めて中1から中３まで見た代。上手くしてやれなかった不甲斐なさ。最後まで粘り切る大切さ。(初戦負けだったけど内容的には０‐５ぐらい。よく頑張った)　ゲームを壊さないために、前半開始10分でスタメンを変えた苦しい決断。いろいろ思い出すけれど、この代のカラーにもあってて我ながらベストな選曲だったと思う。

Squall(04 Limited Sazabys)

新人戦なので、疾走感と立ち向かう勇気を両立する曲にしたくて選曲。

あの頃のままじゃ届かないよ 五月雨降れ降れ生まれ変われ

Squall歌詞

2回戦のチームがずーっと公式戦で負け続けてきた相手だったので、今度こそ勝って、新しい時代を作るぞと思っていたけれど・・・

結局、今回も準々決勝を完封されて敗退。1回戦勝った後に同会場のテニス部の試合を見に行く部員がいて、準々決勝(2回戦)負けた後キレた記憶。昨年の新人戦とはまた別の意味で負けるべくして負け。勝てるチームとして視野も狭いし精神的に未熟だと思わされました。
本当はこの年度で教員辞める気満々だった。でも、辞めようとしてた部員を「総体でリベンジするためにお前の力が必要だ」って引き留めて、そんなこと言った自分がこのチームから抜けるのはカッコ悪く、そして自分自身が一番納得しない負け方だったから、結局教員を続けることにした。そういう意味でも思い出深い曲。

一斉ノ喝采(Lisa)

この年から新設された交流戦に向けて作ったモチベーションムービー用の曲。初めての大会でもあったので、部員のモチベーションがどこまで上がるのかが不安で、とにかくカッコよくしたい。色々探したけれど、カタールW杯のハイライトがこの曲で流れたのをたまたま見つけて、選びました。

結果的にこの大会は決勝で敗れたものの、準優勝。大会に参加した全16チームの中で断トツのモチベーションで参加できたと思っていて、これはモチベーションムービーを作った効果あったな思っています。

Let's get it. shout！！　昨日をはみ出せよ 誰かに委ね生きてたら　辿り着けナイヤイヤ 嗚呼　すべてを魅せちゃえよ 1秒先の僕らが誇り高く笑うために 繋いだ軌跡よ　一斉ノ喝采

一斉ノ喝采歌詞

3ｰ1‐4‐2という尖ったフォーメーションがハマったのもこの大会から。アンカーと両ウィングが女子だった展開の試合もあり、今思えばめちゃくちゃ強気だったなと（笑）
W杯のテーマソングなので、歌詞と試合の映像のリンクがやりやすかったです。そして何度聞いてもカッコ良い。

追い風(SHE’S)

前回大会で得た自信、新人戦での過ち、リーグ戦での悔しさ。コロナ禍で思うようにいかなかったこと。仲間とここまで闘ってきたこと。色々なことが想起できるような曲をめちゃくちゃ頑張って探して偶然見つけたのがこの曲。アーティストの名前すら知らなかった。

何度折れても　枯れ果てても 時を経てまた花開く
前が見えぬなら　肩を貸そう 僕らは傍にいるから
踏み違えて　終わりじゃない
何処でだって待っている未来
君は変われてる　笑えてる
生きていく者だけに吹く　追い風
誰の目も厭わずに咲き誇れ
降りしきる雨も背中を押すよ

追い風歌詞

結果は準々決勝(2回戦)敗退。目標としていた舞台にはたどり着けなかったけれど、2回戦の相手は練習試合でボコボコにされた相手で。それを前半を互角のスコアレスで折り返せたのは彼ら彼女らの成長が見れ満足いく大会になりました。1回戦も10番の超絶ミドルシュート。9番の練習通りの先制ゴール。アディショナルタイムのGKの1vs1阻止。自分の想像を超えてきてくれたこの代を見て、自分がこのチームに残せるものはもうないなと。監督を降りる決断ができた大会でもありました。(部活動指導員とメイン指導者をバトンタッチ)

君と羊と青(RADWIMPS)

前日の体調不良で欠席した新人戦の曲。試合も見ていないし、監督交代ってこともあり、この曲で思い出せることがあまりないのが正直なところ。
もっともっとこの大会を立場が変わっても大切にすれば良かったし、常識的には休んで正解だったけれど、無理できたのではないかいう思いもどこかにはあって。歯がゆい気持ちしかこの曲からは思い出せないです。

GO(a flood of circle)

今年の冬。交流戦のムービー用。新人戦の反省も込めてかなり気合を入れて作りました。そして筑波大蹴球部使用曲ということで原点回帰。

昨年同様、歌詞がどうこうよりもカッコよさを求めて選曲。そうするとやっぱりサッカー系の曲に。

まだまだ大会中で、思い出もクソもなく。とにかく一つでも多く勝って、このチームを去る前に残せるものを残したい。

終わりに

誰が見るんやという内容でしたが、もしモチベーションムービーを作るんだったらここにある曲は自信をもっておススメできます。
そしてモチベーションムービーを作ることもおススメします。曲を聞けばあのときの気持ちを思い出せて、自分の積み上げてきた道のりを振り返るきっかけになります。選手にとっても一生のお守りになると思うし、自分に対してもそう。
自分は、心を奮い立たせたくなった時、このnoteに頻繁に戻ってくることでしょう。

ここまでは頑張って来たぞ。頑張れよ未来の俺。