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【薬膳編】No.12 独活の大木・・・


独活の大木うどのたいぼく」というけれど

大きく育ち過ぎたウドは、食べることも木材にすることもできないため、
「大きくなっても何も役に立たないではないか」といわれ

体ばかり大きく役に立たない人

という意味でつかわれるようになったとか。

それはなぜか・・・
うどは、大きいものは2~3mの丈まで伸びとても大きくなる植物だけど
それは、草の種類であって木材ではないため、木ほどの硬さがない。
大きくて頼もしい感じに見えるが、軟らかい。
けれど食べることもできず、木材として使うこともできない。

と、まあ、そんなことで、人にたとえられた慣用句だそうです。

うどは、独活どっかつという生薬

うどは、立派な生薬で、祛風除湿薬の種類に分類されます
効能は、風寒湿の邪気による、頭の重い痛み、足腰やひざの重い痛みや痺れ
体の表面の痛みの改善が、期待できるといわれます。

ウドは今が旬

ウドといえば「東京ウド」が有名ですね。
もともとは、山野に自生していたものが尾張の国で栽培されるようになり、
その後、江戸時代後期に江戸にも広まったと伝えられているそうです。
東洋原産で、フキやワサビなどとともに日本原産である数少ない野菜とされています                    参考:ウイキペディア

たぶん、1mくらい

ウドの五味/五性

五味/五性  温 / 辛 苦
帰   経  肝 腎 膀胱
効   能  祛風湿 解表 止痛
効   果  関節痛 痺れ 頭重 湿疹
*体にたまった湿気を取り除く作用があり、湿疹に効くといわれています
 体を温めて、肩こりや関節痛などの痛みを緩和する効果が期待できます

酢味噌和え

≪ 材 料 ≫ (2人分)

  •  ウ  ド ・・・ 30cmくらい

  •  酢    ・・・ 大さじ 3

  •  砂  糖 ・・・ 大さじ 1

  •  味  噌 ・・・ 大さじ 1

≪ 作り方 ≫

  1.  うどは、皮をむきお酢(分量外)少々を入れたお湯で5分程度ゆがく。

  2.  ボウルに、酢、砂糖、味噌を入れあわせておく

  3.  ゆであがったうどを、水で冷まし水気を切る

  4.  あわせておいた調味液で和え器に盛る


皮をむいて薄切りにする
酢味噌を作る
透き通った
できあがり

「山うど」と光を当てないように育てた「白いウド」が
ありますが、どちらにしても香りがよく歯ごたえもある
野菜(山菜)なので、旬のこの時期に味わいたい食材です



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