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子育て風景 7 新生児聴覚検査の話 現状3

新生児聴覚検査の話の続きです。

生後4ヶ月時点までの検査、通院の経緯は現状1↓に書いています。
そもそも新生児聴覚検査とはなんなのか、わかる範囲でまとめていますので、参考にしてください。

生後5ヶ月以降についての経過は、現状2に書いています。
補聴器の試聴器を使用し始めました。


現状2↑の後の話

生後11ヶ月ごろ

生後11ヶ月過ぎの診察日は、通常の聴力検査、STの予約、脳波の検査、診察、補聴器屋さん、と丸一日がかりでした。

STさんからは、生後9ヶ月ごろの時点で、家の近くのろう学校に電話相談や実際に行って他のろう者の子どもと交流してみても良いかもしれない、とアドバイスをいただいていました。
しかし、私事がなかなかしんどくて(その話はまた改めて)正直それどころではなく、まだ電話さえしていませんでした。
しかし、経過観察としては順調なようで、元気に楽しく活発におもちゃで遊んでいるところを見守っていただきました。

脳波の検査結果は、どちらかというと悪いもので、通常の聴力検査より数字は悪かったように見えました。
診察において補聴器の購入は確定し、正式に補聴器屋さんに依頼することになりました。
補聴器購入に伴い、これまで無料のイヤーチップで済ませていた耳栓の部分についてもイヤーモールドにすることになり、耳型をとっていただきました。

補聴器購入助成金

補聴器の購入には、補聴器購入助成金という制度があります。
以前は、障碍者認定が受けられる人のみにあったようですが、現在は中等度難聴までの聴力の場合でも、助成金が受けられます。
都道府県の予算になるようですが、市町村などの役所での申請が必要です。
細かい規定が市町村によってあったりするようなので、補聴器購入の可能性がある場合は、事前に調べたり問い合わせておく方が良いかと思います。
思っていた割合や金額と違った、などといったことがないとも限りません。
我が家の場合は、役所主催の子どもの定期健康診査の際に、制度があるかを事前に問い合わせて、窓口がどこになるかを確認していました。

診察の後日、役所へ申請に訪れました。
すると、年度末が近づいているため、助成金が間に合わない可能性がある、と言われ、実際数日後には今年度内は締めきらててしまった、ということで新年度に持ち越しになりました。
所定の書類への記入を終え、所定の医師からの意見書を受け取り、この日は帰宅しました。
この日は、まだ昨年末の出来事で、まだ年度が終わるのに四半期ある、という時期でした。
緊急性の高い話ではなかったので、1、2ヶ月手元に専用の補聴器が来るのが遅くなる、というだけで実害があるわけではありませんが、このような助成金は予算で多くは見積もられてはいないのだな、としみじみしました。

補聴器購入助成金申請への準備

生後1歳ごろ

次の診察日には、役所からの所定の医師からの意見書を書いていただくために持参しました。
そして、補聴器屋さんに補聴器の見積書をいただきました。
見積書は、意見書と一緒に役所に提出する必要があります。

生後1歳1ヶ月ごろ

次の診察日には、STさんの予約がありました。
レゴシリーズのデュプロで遊ぶ子どもの力の強さや器用さを観て、少々驚かれてはいましたが、経過は良好なようでした。
無理に家の近くのろう学校に行かずとも良いかも、というご意見に変わって、心の負担が減りました。
家の近くの、とは言っても、公共交通機関で1時間ほどかかるところでしたので。

イヤーモールドのこと

補聴器屋さんからは、出来上がったイヤーモールドを受け取りました。
イヤーモールドは、身体の成長に伴って、サイズアウトしていくそうで、定期的な購入が必要になりそうです。

イヤーモールドは、耳に接する部分をしっかり塞ぎ込む形をしています。
そのため、耳へ接する部分の面積が大きく、以前のイヤーチップと比べるとフィット感がかなり上がるため、人為的に外さない限りは落ちることはありません。しかし、代わりに耳垢がくっつきやすい印象です。
外から見え難くはありますが、耳に接する部分に薄い層になってついていたり、耳栓の穴部分の中にまで耳垢が入ってしまったりします。
耳に接する部分はティッシュやウエットティッシュなどでの拭き取りですみますが、穴の中の部分については、PC用のエアダスターで抜いたり、細いものでほじくり出す必要があります。

リオネット補聴器は、補聴器本体もそうですが、イヤーモールドについても色が選べます。
透明ではなく色付きにした方が、耳垢が目立たず、またおしゃれに装着できるのでおすすめです。
今回図らずもしっかりと色がついたものを発注していて、精神安定上だいぶ助かっています。
お風呂上がりの耳掃除は念入りにしましょう。

申請へ

書いていただいていた、医師の意見書を受け取り、後日、役所へ意見書と見積書を同封して投函しました。
これで、申請は完了したことになります。

今回の申請では、医師の意見書の部分で、加筆修正依頼が入り、現在医師にお願いしているところです。
助成金がいただけるのは大変助かりますが、手続きには時間がかかる印象です。

次の予約は、またSTの予約に合わせて2ヶ月後になりました。
おそらく、この日に補聴器を受け取りできるのではないか、とドキドキワクワクしています。

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