見出し画像

うつ病とわたし5 ~あたらしい配属先~

おはようございます。ttです。

↓自分のうつ病についてのマガジンです。前回まではこちらを。

新たな配属先

仕事が忙しく、
休日も仕事のことを考えてしまう身体になった自分。
やっとこさプロジェクトが終わり、
新たな配属先が決まりました。

何人か知っている人はいたものの、
知らない人ばかりの新しい職場です。

今までで得た知識を生かしつつ
新しく学ぶことも多いと聞いていたので、
期待と不安が入り混じっていました。


勤務初日。

現れた上司はとても人が良さそうな方でした。
ひとまず安心し業務についての一通りの説明を受け、
さぁがんばるぞ!と思ったのですが…。

「PCが…ない…?」

なんと作業するPCが人数分なかったのです。
一応PCがなくても業務知識のお勉強くらいはできるのですが、
メインとなる作業にはPCが不可欠です。

早急にPCを用意してほしいと頼んだのですが、
そのためには上司自身が手続きをしなければならず、
今日すぐには用意できないとのこと。
また、その上司は出張等が多いため
なかなかその手続きが行えないとのことでした。

ここから私の想像とは違った道を進むことになるのです。

これはこれでつらい。

PCがないので私たちは業務知識のお勉強をしていたのですが、
わからないことや確信を持てないことが多々でてきます。
その都度上司にメールや電話で聞いていましたが、
忙しくレスポンスがないこともしばしばです。
他のプロジェクトのお手伝いなども禁じられているので、
すぐに暇を持て余します。
これが想像以上にしんどかったです。

PCがないので作業を進めることはできず、
他プロジェクトの人もいるので雑談するわけにもいかず、
しかし定時があるので帰るわけにもいかず。
ひたすらスマホをいじって時間をつぶしました。
他プロジェクトの人からは
サボっているように見えていたでしょう。

前のプロジェクトでは残業や休日出勤で
身体的につらかったのですが、
今回は身体的には元気なのに
何もできずに帰ることで
後ろめたさのようなものがありました。

通勤して、
ほぼ何もせず、
退勤して、
給料をもらう。

僕は素直に「ラッキー」と思える図太さを
持ち合わせていませんでした。

突然、動き出す。

1か月ほど経った頃。
遂にPCが渡されました。
これで作業を進めることができます。

が、それと同時に作業の締め切りも迫っていました。
しかしフォーマット、ルール、必要な業務知識が
前のプロジェクトと異なるためかなり苦戦します。
資料を作成して、上司に見てもらい、修正する。
作業量ほぼゼロだったところから、急に始動しました。

最も苦労したことは、設計書と実物が合っていないことです。
設計書を修正せずに実物だけ修正したのか、
そもそも最初の段階で間違えていたのかはわかりませんが。
とにかく合っていないので、
設計書と実物に差異がないか確認する必要があります。

この作業は当初の予定にはなく、
またかなり時間がかかる作業なので
スケジュールは当然の如く、押します。
スケジュールが押すと、上司のさらに上司から
予定通り終わるのかとプレッシャーをかけられます。
この問題は完全にこちら側の問題なので、
お客様の納期を遅らせることはそう簡単にはできないのです。
たぶん。

結局ここからまた残業の毎日が続きます。
幸か不幸か、建物のルール上休日出勤はできませんでした。
つまり平日になんとかするしかありません。
毎日ギリギリまで残業せざるを得ませんでした。

しかしプロジェクトの遅れは取り戻せず。
毎日の作業報告を義務づけられることになります。


そして、壊れだす。

残業続きの毎日でしたが
ふと、あることに気が付きます。

日に日に作業効率が悪くなっていくのです。

気が付くとぼーっとしていたり、
作業をしていると吐き気を催したり、
文字を読んでも頭で理解するのに時間がかかったり。

残業している割に作業がなかなか進まず焦り始めます。

毎日の作業報告も憂鬱でした。
「なんかぼーっとしちゃって進みませんでした」
とは言えないので、
それっぽい理由をつけてやり過ごします。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

しかし、作業効率の悪化とスケジュールの遅延は止まらず。

脆すぎる自分は、
身体的にも精神的にも
追い込まれていくのでした。


ちょっと苦しくなってきちゃったのでここまでにします。
次回はまた、気が向いたら。

サポートしていただけたらありがたいですが、できれば自分自身の幸せに使ってほしいです。スキしていただけるだけでも跳んで喜びます。それでも尚、サポートしていただけるならば、2回跳んで喜びます。