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来年あれると言う話も。日本人がキライで好きなお金の話。

投資ってやっていますか?

私の親が、証券会社や銀行から何か勧められているのを横目で見て「こういうのはしたくないなぁ」と思っていました。

お金のことをガツガツ言うのは、なんとなく日本人の美意識的にみっともない気がしていました。

親は、私が社会人になった時に「生命保険に入れ、ガン保険に入れ」とくどく言うので、入りたくもなかったけど、面倒くさくなり勤めていた会社に入っていた会社の保険を、言いなりで契約しました。

それから二十年。

加入した生命保険は、次第に値上がりしていくタイプです。

その後、私は会社を辞め、家業を継ぎ、結婚もして、子供も2人生まれました。

持ち帰りの天ぷら屋では、今までのどんぶり勘定な生き方では厳しくなってきます。

この生命保険の金額は妥当なのか、ボッタクられているのか、一年あたりの支払い金額を見るたびに疑問でした。

ものすごい無駄をしているのではないか。

格好つけて契約して、内心ビクビクしていたこの問題にいつかケリをつけなければいけない…

東日本大震災の前年、まだスマホを持っていない頃、一人で飲みに行く時には、古本屋に寄って時間つぶしになるような本を探してから飲み屋に入りました。

ある時、100円のコーナーを眺めていると「生命保険の罠」という本がありました。

ペラペラめくります。

まるで人に言えない自分の悩みをなんで全部知っているんだ!と思うくらいに、私が言いなりになって契約した生命保険のからくりと、経営の中身と、解決方法が書かれていました。

この本の最後に、有料相談もやっている、と書いてありました。

一時間一万円です。

みなさん、どうですか?

自分ならお願いしますか?

私はお願いしました。

精神的に苦しかったのです、今の契約が。

嫁さんも、こんなに保険料を払う意味があるのかと。

結局、連絡をしてお願いしました。

決まったのは2011年3月13日。横浜の駅前のホテルの喫茶店で、です。

東日本大震災の直前「こういうの面倒くさいよな、なんかきっかけがあったらやっぱり辞めたい」と思っていました。

そんな時に東日本大震災が起きました。

私は天ぷら屋ですが、揺れで油は鍋からこぼれるほど。

(向こうから中止の連絡が来るかな?)変なことを考えてしました。

その人に会うことになる震災2日後、早い時間に電話が来ました。

「こんな時なので、無理でしたらキャンセルでもいいですよ」

誠実で落ち着いたトーンの声をを聞いたら、逆に行くしかないと思いました。

この人は信じられる、逃げてどうすると。

横浜のホテルの一階の喫茶店の前に行くと、スラッとして身長の高い眼鏡をかけた人が立っていました。

「まさにこの人だ」と思い挨拶をします。

席に座り話を始めます。

まず言われたのが「この時代、簡単にお金を増やせる方法はありません」でした。

(1万円払ってここからスタートするのか!素晴らしい)

あらかじめ私から送っていた金融関係の契約情報や、気になる部分から、提案をうかがいました。

生命保険の話が元でしたが、国民年金や健康保険の考え方、銀行の選び方なども色々教えて下さり、目から鱗ばかりでした。

話している間も余震が続き、コーヒーがこぼれそうな時もありました。

やっぱり大手は保険料が高いです。
生命保険も自動車保険も。

ネット系の保険で、契約方法を変えると圧倒的に安くなる、特に血圧など基本的な健康状態が良い人が検査を報告するとびっくりするくらい安くなることを知りました。(収入保障型)

じゃあ、それで契約しよう!という時に、私は脳梗塞になったので、生命保険については、乗り換えができませんでした。

できませんでしたが、限られた一時間の終わりに全く認知していなかった「草食投資」について教えてくださいました。

その頃、草食投資隊という、世の中を変えようとしている人達がいました。

今では、日経とか経済系の雑誌でも高い評価を得られている、新しい形の投資を提案する人たち。

投資と投機を同じに考えている、という日本人の中で固定観念化しているものを壊すところから始めた地道な人達です。読んでみると、とても面白い。学ぶところがたくさんある。

お金とは何か、貯蓄とは何か、寄付とは、もちろん投資とは、など改めて考えさせられたのは、最終的に藤野英人さんのこの本が一番影響を受けました。

話を元に戻しますと、その100円の古本と一時間1万円のコンサルティングでどれくらい、人生が楽になったか分かりません。

高すぎる大手の生命保険などの金融商品の無駄をなくして、その分のお金を、リスクの少ない投資信託の商品で積み立てて地道に増やしていく。増えた分の少しを、対象を考えて寄付していく。

戦争など様々な要因や日本経済が低下、日本円の価値が下り、持ち帰りの天ぷら屋の材料が全て高騰し、生活費も社会保障費も上がる中、バランスを取ってくれる投資信託を、アドバイスを元に始めておいて良かったです。

この1万円は、まさに価千金でした。

いま、子供の日本円での積立を外国建てに変えようかと思っていながら、マイナンバーのコピーのところで面倒くさくなり、放っておいたら、こんな投稿がありました。

いつも楽しみにしていて、国際情報を聞かせてくださいます。

ジタバタするなよ、というシブがき隊の歌が聞こえて来るようです。。慌てずに草食で行こう。

では、今夜はこの曲でお別れです。

シブがき隊で…

モックンは華がありますね〜

♪世紀末が来るぜ