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てんぷの子牛が競りに出る vol.2.3

半年近く更新が滞っており理由は怠慢であります。怠慢だけではなく今後の農業が左右される事もありました。それについては全て片付いた後に書き記したいと思います。今後牛飼いに新規参入される方の参考になったら良いなと思っています。

さて、半年間の間にはお肉の加工品の試作や本業の競りなどぼちぼち進展もありましたので一つずつ書いて行きたいと思います。

第二第三の競り!

てんぷが本格的に牛を導入したのは育成妊娠牛6頭だった。最初に産まれた牛(知知)は競りで青森の肥育屋さんに購買いただき2頭目は死産だった。3頭目(ぽぽちゃん)は、自家保留と言っててんぷの母牛として残した。そして4頭目(アンちゃん)は、競りで滋賀県の肥育屋さんに購買いただきまして、、5頭目(はちこ)も競りで三重県の肥育屋さんに購買いただいた。

薩摩中央家畜市場は日本有数の血統の良い子牛毎月600頭くらい出る場所で全国各地からその子牛も求めて買いに来るって話は聞いてた。

ただ実際に名だたるブランド牛の肥育屋さんが買って行った事で現実として腹に落ちました。(前出の滋賀は近江牛三重は松坂牛です。)

とにかく牛飼いで食っていきたいとやってきたけど実際に売れてみると良い牛、肥育屋さん、もっと言えば消費者に求められる牛を育てたいなと気が引き締まる思いでした。

それと同時にさつま町の経産牛はいわば全国ブランド牛のかーちゃん牛!な訳だからその地域資源をもっと知ってもらいたいし食べてもらいたいと六次産業化に対しても気合が入りました。

しかしながら経産牛は本当に難しい。特にウチのように再肥育をしないサシの少ない牛のお肉は、言葉を借りれば「下手したらクレームになる肉。」だから。

経産牛は、国内で最もポピュラーな若い牛と比べると長生きな分味わいも香りも強くなり美味しくなるけれど、家庭で焼くだけでも万人受けするものではなくて、料理人や熟成肉屋などが手を入れてやっとそのポテンシャルが引き出されると思う。(それに比べて一般的な黒毛和牛はたとえば、すき焼きの素を入れた鍋に入れるだけで美味しく食べれる。)

そんな経産牛の六次産業化をどうやって開拓していこうか。繁殖業はいかに素晴らしい牛を育てるか。経営資源も少ない我々はいかにして事業基盤を作るか。

タラタラと取り留めもない文章になってしまいましたが我々のノートはこれからも書いていきますのでどうぞ宜しくお願いします。

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