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鹿児島発~別府で放牧の国際シンポジウムに参加~

さて、放牧のシンポジウムに付いて調べて行ったら大分県の豊後高田市で、完全放牧で繁殖経営をされている方の情報があったので問い合わせしてみた所、シンポジウムの前日なら案内できるから牧場に来てもいいと言って頂けた。

少し話は逸れるけど、大分県は畜産の移住者にも力を入れている自治体があるようで、竹田市では、地域おこし協力隊制度を利用しながら、地元の和牛ヘルパーとして3年間経験を積んだ後に就農する計画を提案してるらしい。ここの牧場がある豊後高田市では、放牧の繁殖経営に力を入れてて、そこの牧場で研修を受けた後に市が土地を探して就農させるスキームを作ってる。共に実績もあるので、これから牛飼いする人達にはゼヒ問い合わせしたらどうかなと思う。


牧場訪問

とにかく素晴らしい周年放牧技術だった。簡単に言うと、牛が野山で自由に家畜として生きてる。放牧と言っても放置してる訳じゃなくて、子牛の育成管理などもしっかりしていて市場価値のある牛を作っている。社長曰く、今は市民権を得たけど、ここまでの道のりは批判もあり中々理解されなかったらしい。周囲が理解を示すようになったのも、国から賞を貰ってからだそうで、その道まで6年かかったそうだ。しかし、何よりも土地の確保が一番大変だと思うよと教わった。牛よりも土地だ。

●土地利用型肉牛生産の持続的発展に向けて
という名前のシンポジウムだった。
内容を聞いてみると、私の知ってる現実と180度違うし、書籍や雑誌、専門書で読む内容を超えた話をだった。詳細は省くけど、水田×放牧×一貫経営や、周年放牧繁殖経営、林畜の複合経営に、放牧の本場ニュージーランドの事も知ることができた。さらに今回の国際シンポジウムでは、前述のF茶園N社長や、DファームS社長などから直接話を聞けたもの大きかった。Dファームは、黒毛の水田放牧×一貫経営をされていて、宮城全共で優秀賞を取得している。S社長も、これから和牛をやるなら、“必ず”放牧を取り入れた方がいいとアドバイスをくれた。当時の私には理解できない事もあったけど沢山のエネルギーを貰えた。

シンポジウムの熱気を貰った私はすぐ鹿児島に戻った。今まで、放牧がムリと言われてきたけど無理じゃないんだ!と思う事ができた。

高知県や大分県でも就農の可能性を感じた私だったけど、妻と相談して結果鹿児島でできる限り挑戦する事にした。困った時は出るアイデアを全部同時進行で実践するスタイルの私は、戻って地元の有識者達へ説明会を開催、市と県に再度就農の相談、近隣の市町村に再度打診、鹿児島県庁を訪問、就農支援センターに足を運んだ。

結果は惨敗である。

再び途方に暮れた私は今度は資格を取ろうと動き始めた。

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