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宍道湖のうさぎさんをなでなでしたよ

島根県立美術館前の宍道湖岸の芝生には、カーブを描いて続く12羽のうさぎのブロンズ像がある。これは『宍道湖うさぎ』と呼ばれていて、籔内佐斗司さんという彫刻家が作ったもの。

このうち、宍道湖側から数えて2番目のうさぎを、西の方角を向いて優しく触ると幸せが訪れると言われている。その際にシジミの貝殻を供えるともっといいらしいが、あいにくそんなものはなかったので、とりあえずなでなでしに行った。

ずっと順番にうさぎを見ていくと、湖側から数えて2番目のうさぎだけ、やけにツルツルだったので、すぐになでなですべきうさぎがどの子かはわかった。

実は、このうさぎ、幸せだけでなく縁結びでも有名なのだ。

>>島根県が縁結びの地として、注目されるようになるころ、先頭から2番目の像について、こんなストーリーがささやかれるようになった。「西の方角を向きながら優しく触ると、良縁や幸せが来る」「宍道湖特産のシジミの殻を供えると効果が増す」。像の前に置かれた大量のシジミの殻は、ご縁や幸せを求めて島根を旅する人の多さを実感させる。

それもあって私はこのうさぎをなでなでしに来た。

別に神頼みをするつもりはないんだけど、恋愛に限らず、人とのすてきな出会いが今後もあればいいなあと思いながら、うさぎをなでながら写真を撮ったのでした。

縁や幸せを求めて島根を旅する人ってやっぱり多いんだろうか。私は去年の9月に出雲大社にもお参りしたけど、今のところ新たな縁(特に恋愛関係)はない。でも人との出会い、縁については恵まれてきた部分も多いので、今後も人生が狂うような悪縁がないことを祈りながら生きよう。

p. s. 私がなでながら写真を撮っていると、子どもが同時に触ろうとしたんだけど、母親らしき人が「おねえちゃんが今写真撮ってるでしょ、ちょっと待ちなさい」と注意して止めていた。私も「いえいえ、すみません」と言って、さっと写真を撮ってすぐにうさぎから離れた。なんかそういうお互いの気遣いって世の中にはよくある。その子が、ちゃんと親が注意したことを理解して気遣いができるような人に育ってほしいなとふと思った。今そういうのほったらかしの親が多いからね。

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