ピグ

アメブロからのまさかのピグデビュー

『エロマンガ先生』を言語学的に分析したものを書くために、アメーバブログを始めた私だが、アメーバブログにはアバター(インターネット上で、自分の分身として使うキャラクター)によるチャットであるピグというものがあった。

最初はアメブロに記事を投稿しながらも、そんなものがあることすら気付いていなかったのだが、ある日ふと興味をもって、自分のアバター(ピグ)を作ってみた。

ふつうピグを作る場合、自分とはかけ離れたイケメンや美女にするらしいのだが、私は愛着を抱くために、なるべく自分に寄せたピグを作ってみた。

(ある女性のピグに、親しみの持てるピグだと言われて、なるほどなと思った。確かにどこにでもいそうな顔してるよw)

教員という職業では、どうしても学生に指導をしたり、同僚と難しい話をしたりすることが多く、ふつうの会話というものがあまりなかったりする。

ピグデビューして気付いたのは、今現在ピグをやっている人というのは、40代が多く、ほとんどが普通の会社員や主婦だということだった。

ここで私は、チャットでごくふつうの世間話をしたり、旅行先で見るべきものを現地に住んでいる人から教えてもらったりした。

チャットしていくうちに、自分の価値観が世間のものといかにズレていたのかを思い知らされた。これも貴重な経験で、人生の転機だと思う。

ほんとにね、ふつうの話をふつうにするのが、こんなに楽しいとは思ってもいなかったんだよ。

あるピグに勧められて、レインボーブリッジを歩いて渡ったりしたのも、今考えるとずいぶん無茶な行動だったような気がするけど... お台場も見ることができたし、楽しかったし、まぁいっかなって思う。

人生、何歳からでも変えようと思えば変えられるということを、ほんとうに実感したこの半年だった。

ツイッターを始めたのが2017年年末、アメブロとアメーバピグを始めたのは2018年1月だから、まだそんなに経ってない。でも私の人生はずいぶんよい方向に変わったと思っている。

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