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洋楽オタクのワイ、BTSの”MAP OF THE SOUL : 7”を聴くの巻

まあここにわざわざ書くってことは良かったってことですよ。韓国語はさっぱりなのでGENIUSチョロちょろっと見ながら聴いております。

BTSを聴き始めたのは本当ここ2ヶ月くらい。”FAKE LOVE”のリズムの取り方と曲の構成がおもろくてディグり始めました。この曲めちゃくちゃ洋楽の流行を取り入れている曲でヒップホップが侵食しつつあるポップの流れをよく汲み取り分析して作ってんですよね、すぎょい。

はいはいてことでこの新作アルバム。大きく分けると2つに分かれてて、結構前から発売?配信されてた”Intro: Persona”から始まる部分とInterlude: Shadowから始まる後半部。前半は割とポップ。後半はもうね、もうゴリゴリにヒップホップテイストを入れてきてますね。製作陣確認してもまあアメリカのトラックメイカーとかヒップホップ界隈のプロデューサーがまあ多い。前作のあれ、”Love Yourself”だっけ?も結構有名どころのプロデューサー入ってたけどそれとは訳が違う。こん時って売るための音楽作るために入れてる感があるんだよね。あんまりいいとも感じなかったし。チェインスモーカーズのプロデューサーだったかな?マジくだらないEDMって感じで好きじゃなかった。

昔の話は置いておいて。まあ今回の布陣をみる限りかなりポップスのテイストを残しながらもかなりアグレッシブなサウンドを取り入れようとしてるんですよね。悪く言えばいままでは洋楽の後追いだった印象。けどそれをやめて流行を捉えながらも独自の作品にしようってしてるのよ、アツい。かなり葛藤してるのもわかる。特にミキシング。RMとSUGAがめっちゃかっこいいラップしてる曲もかなり低音を削って音階のしっかりあるラインを聴かせてる、このせいでヒップホップテイストはかなり薄まるけど格段に聴きやすくなってる。うーーーんわかる、大衆性とアーティストとしてのやりたいことのジレンマがあるんですよねきっと。要するにこのアルバムでも歌われてるペルソナとシャドウなんですね。僕なんかはシャドウでやってるようなことももっと強烈にやりたいようにやってくれよと思っちゃうんだけどまあ大衆ウケを考えるとそうもいえないんよね。

そんでこのアルバムのすごいところはこの二つの部分をどちらも器用にこなしちゃってるってことなんですよね。もうこれはね、ジミンとラップ勢の妙よ。ジミンのハイトーンがなければ”Boy With Luv”は出来上がらなかったでしょマジで。ホールジーへの受け渡しがこんなにスムーズにできるなんてもう、すごすぎる!シャドウパートは本当にラップ勢よ、かっこいいねーー本当かっこいい。音域とか声自体をめちゃくちゃ変えたりブレスコントロールしたりもう本当に苦労の賜物という感じ。シャドウパートは秀逸な部分がかなり多くて好きですね。”ON”までの流れ(前の曲が1!2!3!っていう拍の取り方をするのに対してONになると1と3に重心を重く置く)とかもかなり良いし”00:00”みたいなサビのリズム(てれってれっっていうやつ、日本だと宇多田ヒカルとかやってる)とかトラップ要素とかでメインストリームのノリ感をがしながらポップスとして作り上げてる感じとか。個人的には"My Time"がめちゃくちゃ好きなんすよね。ノリノリで聴いちゃう。この曲もトラップリズム群をなるべく抑えてジョングクの裏コーラスをしっかり出したりもうなるべくポップスに収めようとする努力がすごい!!!!あーーーー疲れたので終わり。

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