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「夏のDigi田甲子園」都道府県代表データをビジュアライゼーションしてみた

内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局より公表された「夏のDigi田甲子園」の都道府県代表データをデジタル田園都市国家構想推進交付金の採択額のときと同様にビジュアライゼーションしてみました。

夏のDigi田甲子園とは何か

「夏のDigi田甲子園」とは何かということについては、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 内閣府地方創生推進事務局 夏のDigi田甲子園のホームページに記されていますので、そちらから引用させていただきます。

・全国津々浦々でデジタル田園都市国家構想を力強く進めて行くためには、地方の創意工夫による独自の取組を積極的に発信し、横展開していくことが必要です
・加えて、地方公共団体や民間企業の意欲や、広く国民全体の関心を高め、様々な主体が積極的に参画いただける環境を整えることも重要です
・このため、本構想の実現に向けた地域の取組を広く募集し、特に優れたものを表彰する「Digi田(デジデン)甲子園」を開催します

出典:内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 夏のDigi田甲子園ホームページ


岸田内閣が推進している「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた取組みを広く募集し、特に優れたものを表彰する取り組みです。

取り組みの趣旨としては、デジタル田園都市国家構想への機運醸成および、各自治体単位での創意工夫を横展開させる目的となっており、市町村の取組みについて、都道府県単位での地区大会(選考)を行った後、全国規模での大会が行われるといったものです。


取組を知ってもらうために

夏のDigi田甲子園ホームページを見たところ、各都道府県の名前が出ており、それをクリックすると都道府県代表の取り組みが紹介されています。

トップページには47都道府県のリンクがあるわけですが、取り組みを知ってもらうためには、それぞれの都道府県を選択し、さらに取組概要のPDFを開く必要があり、そのPDFをクリックすることではじめてそれぞれの地域がどういった取り組みをしているかを知ることができるようになっています。

全国の自治体がどういった取り組みをこれまで進めてきたかに興味がありましたので、今回もTableau Publicを活用しながら作ってみました。

https://public.tableau.com/app/profile/tdism/viz/Digi_16556034546860/Digi#2

ビジュアライゼーションの画面


作ってはみたけれど

PDFを元にデータを起こし、ビジュアライゼーションを作ってみたものの、取組内容のタイトルしか表示するスペースを確保できなかったので、今回は取り組みのタイトルをクリックすることで、リンク先のPDFを開くこととしています。

データの作成方法は、スクレイピングツールを使ってテキストを全て抽出したあと・・・と書きたかったのですが、それをやるよりもチマチマとコピペしたほうが早そうだったので、各都道府県のページをテキストエディタにコピペしてから、データクレンジングをいつものとおり管理工学研究所の「桐」というソフトでやりました。


ビュー画面の構成について

単純にリスト化して、地図に乗せて終わりにしようと思いましたが、せっかく部門があるので、部門ごとで取り組みを知っていただくことや都道府県内で共同して実施されている地域もありましたので、県単位でも表示できるようにしています。

《実装部門》
以下の市区町村の区分ごとに、デジタルの活用によって地域の個別課題を解決している取組のうち、特に優秀と認められるもの。
 ◎指定都市・中核市・施行時特例市等
 ◎市(上記の市を除く。)
 ◎町・村

《アイデア部門》
上記につながる取組のアイデアとして、特に優秀と認められるもの。

デジタル田園都市国家構想実現会議(第7回)資料4


県単位のバブルチャート
部門ごとの表示


各地域の取り組みを広く見ることにより、デジタル田園都市国家構想への機運醸成および、各自治体単位での創意工夫を横展開させるといった趣旨に合致させてみました。

オマケで取り組みをキーワードで検索できるようになってます。


やり残していること

この記事を書いている6月19日時点において、全都道府県代表の登録があったわけではありませんので、こちらについてはデータが公表され次第、随時追加していきたいと思っています。

【6月26日更新】
・6月22日時点のデータを反映しました。(埼玉県、山梨県、大阪府、鹿児島県)
【7月10日更新】
・6月30日時点のデータを反映しました。(東京都、沖縄県)

今回、自治体を中心に作っていますが、実は色んな連携自治体、企業、団体等が関わることによって施策が実現されています。
そういった連携先も何かしらの形で可視化できればと思っています。

どうやってデータを切り出そうか悩ましいところです。

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