GID診療のからくり
え、理解してなかったよ
「あ、そーいえば最初にサインした書類に書いてたで」
私がnoteでフォローしている、次男と同じくトランスジェンダーの人のブログを読んだ内容を伝えると次男が言った。
その方のブログには、ある病院でGID の診療を受け大学病院で胸オペ等の手術をする計画だったが、理由不明で出来なかったというような事が書かれていたように思う。
私は関西在住。
性転換の手術ができる保険が効く病院は日本に数カ所くらい。
一番近いところで岡山だ。
保険が効く病院での手術費用は20万程度。
保険が効かない病院では50万程度のお金が手術費用として必要らしい。
私は次男に任せていたので書類をちゃんとみていなかった。
どうやら最初に"他の病院で手術する際は紹介状は書かない事に同意する"という同意書を書かされたらしい。
そうなんだ。
病院での説明では、GID診療の流れの中で保険が効く病院の説明があった。
でも、実際手術する際は保険が効く病院では紹介してもらえない。
だから結果として保険が効く病院では診察してもらえないんだ。
大きな病院では他院からの紹介状がないと診察してもらえない。
さすが商売上手
なるほどー、うまいこと出来てる。
でもここの病院以外の公的機関の病院でGID診療受けるとなるとすごく待たないといけないと思う。
この病院にはすこぶる待たないと診察してもらえない医大附属病院精神科の先生が、月に一度夜に診察してくれる。
あとは色んな事がよくわかっているようだから、自分で調べなくてもいい。
交通費や宿泊代を考えると大阪の病院で行っても同じくらいになるのかもしれない。
また基本胸の美容整形で名の通ったこの病院は胸オペするなら綺麗にしてもらえるのではないか。
そうもおもった。
手術費用については実際にはわからないが、今のところは次男が自分で稼ぎ、その費用を払うことになっている。
高校生社長の次男。
稼げるかな。払えるかな。
50万。あと3年ある。
きっとほんとにやる気なら全然何とかなる金額だ。
で、本人ちゃんと書類読んで理解してたのね。
私は読んでもないから理解もしてなかったわ。
本人はかなり色んな情報を集めているし、書類もきちんと読んでいる。そして私に色んな事教えてくれる。
私はLGBTではないけど、次男のお陰で用語に詳しくなった。
当事者でないとわからない、知らない専門用語がたくさんある。
そんな言葉をたくさん知れた。
そんな事は私にとってもよかったと思う。
毎日がワンダーランド。
ジェットコースターあり、ミュージカルあり、お化け屋敷あり。
毎日退屈はしないうちの家と私の人生。
何だかそんな気がする。
さぁ、これからどうなるのかな。
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