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会社員コーチが副業目的以外にも継続して学び続けるコミュニティの秘密

こんにちは。TCS×Business公式ブログ事務局の真鍋香織です。

皆さんは、TCS×Businessコミュニティと聞いて、どんな人が集まっているコミュニティを連想されるでしょうか?『会社員×コーチで副業したい人』のイメージが強い方も少なくありませんが、勤める会社や自組織をより良くしていくため、本業のビジネスをより大きくするため等、副業以外にも様々な目的を持って多様な属性の方が参加しています。

公式ブログ第二回目の今日は、TCS×Business事務局が主催している月に一度のオンライン勉強会の過去レポートをお送りします。その名も、『組織で働くコーチのための勉強会』。参加者の感想から、TCS×Businessコミュニティが、継続してコーチングを学び続ける会社員コーチに選ばれ続ける理由が見えてきました。

この日の勉強会は、大きく二つの問いを共有しながら、それぞれが抱えている思いを共有する形で進められました。

『組織で働くコーチのための勉強会』
開催日 :2019年10月23日
場 所 :オンライン開催
参加人数:25名
主 催 :TCS×Business事務局

【問1】”あなたが今、組織の中で課題に感じていることは何?”

TCS×Businessの認定コーチにTCSとの出会いを聞くと、「社内のコミュニケーションが課題で、解決する良い方法は無いか探していて出会った」とか「マネージャーとしての手詰まり感や部下育成の課題を何とかしたくてTCSを受講した」と仰る方が、実は少なくありません。

所属している組織に問題意識を持っておられる方が多くとても盛り上がった冒頭の問いでしたが、一番多かった課題は、社内のコミュニケーションや人間関係について。文化として根付いている上下の関係性から発言しにくい環境が存在していたり、元々コミュニケーションが希薄な組織でどのようにチームに働きかけていけばいいか試行錯誤している、といった声もありました。

【問2】”明日からどんなことができそう?”

一つ目の問いとは視点が変わり、自分の力が及ぶ「明日からできること」について考えが深まり始めます。日々必ず関わる関係性の人とのコミュニケーションを変えていくために「3分だけ部下の話を聴く時間を毎日意識して取る」とか、「ものすごく小さなタスクでも目的を毎回意識して取り組む」など、実践できるレベルでの行動目標が出てきました。

コーチングが持つ大事な要素の一つでもある「自分の力が及ぶ範囲のことにフォーカスする」という視点の転換が起こるきっかけとなる問い。参加者同士で答えをシェアし合うことで、自分に無かった視点も得られる貴重な時間となりました。

参加者の感想

この日、勉強会に参加された高橋真実子さんの感想をご紹介します。

みなさん、仕事、子育てなどで時間がないはずなのに、誰からもそんな話は出てきませんでした。それぞれの環境を認め合い、悩みを共有しあい、その中でそれぞれができることを言葉にしながら考えるあたたかな時間となりました。
1時間という時間ではありましたが、私自身もたくさん考えるヒントをいただきました。みんなそれぞれの環境で「コーチング」という共通点を持ちながら頑張っている!と思うと、また今日からも仕事も子育ても楽しめそうです。(高橋真実子さんの感想(抜粋))

真実子さんが仰るコーチ同士の『フラットな関係性』『安心できる場所』は、このコミュニティの大きな特徴でもあると私自身感じています。雇用する側/される側、職歴や社歴の長短、年齢、コーチ歴の長短に関わらず、誰もが上下のない横のフラットな関係性でコミュニティに参加できるからこそ、立場や環境が違う人の話を受け止め自分に無かった新たな視点を得ることができる。まさにコーチとしての在り方を更新し続ける道場のような役割を担っているようにも感じます。会社だとどうしても上下関係や利害関係が発生する場面がありますが、部下や従業員のコーチとして、あるいはクライアントのためにコーチ的関わりを実践する場所としても、このコミュニティの存在が大いに機能してくれているんですね。

まとめ

『組織・チーム』といっても、紐解くとすべては『1対1』のコミュニケーション。『1対1』のコミュニケーションの積み重ねが組織・チームになり形作られていく。

勉強会の中であるコーチが発言した一言ですが、私自身とても印象に残っています。

ビジネスパーソンに『コーチング』という言葉が認知されるようになった今でも、実際にコーチングを学び続けている人はまだまだ少数で、皆さんの職場の方々もコーチングという共通言語を握っていない人達かもしれません。

日々職場で顔を合わす相手とより良いコミュニケーションが積み重ねられているかどうかは、相手との関係性の変化からまざまざとフィードバックされるとも言え、そんな環境にいる私達だからこそ、コミュニケーションに難しさも、面白さも、大きな可能性も感じられるのではないでしょうか。

この環境を生かすも殺すも自分次第。とは言え、時には困難に思える壁にぶち当たることもあります。そんな時、同じような課題を持ち、切磋琢磨し続ける仲間との情報や視点の共有が、何より私達の明日への活力の源となっている。そんなことを改めて感じた勉強会でした。

この記事を書いた人

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真鍋 香織

TCS認定コーチ/TCS社外コーチプログラムメンバー。新卒で半導体メーカーに就職。海外マーケティング・法人営業に従事し、充実した仕事漬けの毎日を送るも30代以降で目指したいキャリアに悩む。出産後コーチングとの出会いをきっかけに再就職→転職で職種転換。会社員×コーチ業の二足の草鞋。



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