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今日の娘さん

今日は土曜ですが、登校日。

行けるかなぁ、どうかなぁと少しドキドキしながら朝の支度をする。

彼女はいつものように手紙を持ち、ウロウロ始めた。そのまま荷物を持って外へ。

あれ?行ける?もしかして行けた?

気になって気になって、外を覗き込みたいけど、私が覗いたら彼女は帰ってきてしまう。できる限りいつものように素っ気なく。

外の気配がなくなって、行けたのかもしれない!そんな気持ちが浮つき始めたとき、庭の砂利の音が聞こえた。

あー。。。

落胆してる暇はなく、顔に平常心を貼り付ける。

お帰り!

できるだけ普通に。

「今日はね、ゴミ捨て場まで行けたよ!調子良かったみたい。」

その言葉を聞いたとき、自分が恥ずかしくなった。あれだけ毎日、小さな一歩に喜んで、変化とも言えない変化を褒めて褒めて褒めてきたのに。

いつの間にか過度な期待をして、一人で落胆してた。娘に気付かされた。

そのあと、気持ちを切り替えて教頭先生に電話。今日は調子がいいようで、庭から出ることができたんですよと。教頭先生は、調子がいいようなら、授業中に図書室に来てみませんか?と提案してくださった。元々今日は、弟のお迎えのために学校の駐車場に一緒に行くことになっていた。そこでお友だちに会えたら手紙を渡したいと話していたところだった。

娘に学校の図書室に行くか聞いてみると「行ってみる」と。

すぐに準備をして、誰にも会わないように授業中に学校に行ってみる。

ずっと緊張していて、隣にいてもその緊張が伝わってくる。

2時間目の授業中に図書室に入る。教頭先生が担任の先生を呼んでくれて、どうしたいのか話を聞いてくれる。2時間目と3時間目の間の休み時間に手紙の相手のお友だちを呼んでくれることになった。

彼らが来たときの空気といったら、いたたまれない。大好きなのに恥ずかしくてなんで声をかけていいのかわからない。私が声をかけたくなるのをグッと堪えて見守る。

お手紙を渡すことができた。渡したあとは、クラスのお友だちが次々と図書室に集まってくる。久しぶりすぎて何を話していいかわからない様子がもどかしくてもどかしくて。

うまく話せないまま休み時間が終わってしまう。

そのまま、3時間目も図書室で過ごして、みんなの授業が終わる直前に車に戻る。そのまま弟が戻ってくるのを待った。

彼女は高揚していたし、同時に寂しそうでもあった。

そのまま子どもたちを連れて主人の実家へ。彼は昨日の夕方に帰ってきていた。今日は休みだが、明日はまた仕事。月曜はまた市外に出てしまう。その隙間時間に会いに行く。ほんの数時間、親子の時間。

異常なテンションで彼と遊ぶ姿を見ていると、ちょっと心配になる。

でもきっと、そうやってジェットコースターみたいな心理状態を乗り切っていくことが彼女の成長に繋がると思うので、見守って必要なら手を差し伸べていきたいと思う。

今日はいっぱいがんばって疲れたね。

最後までお読みいただきありがとうございます。プラクーチェの活動を知っていただく機会となったら嬉しいです。