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【活動方向】劇団四季「キャッツ」が静岡市にやってきた

こんにちは、静岡市人流データ運用チームです。
記事に足を運んでいただきありがとうございます。

第3回 活動報告
静岡市にある静岡市市民文化会館との活動について紹介します。


静岡市市民文化会館について

文化会館と名前が付いているようにコンサートや演劇などの舞台芸術から、美術や書の展示、会議、講演会にまで幅広い分野で利用されています。

大ホールは約2,000人の収容が可能で、「どうする家康」のパブリックビューイングや宝塚歌劇団の地方公演が行われたこともあります。

今回は、7月17日~9月23日まで劇団四季の「キャッツ」公演が10年ぶりに静岡で行われることになり、その公演に合わせて人流調査を行います。

市民文化会館が抱える課題

コンサートや演劇が行われる市民文化会館は、スポット的には多くの人が訪れるのですが、マチナカへの流れが極端に少ないのが課題となっています。

静岡市民文化会館の担当者である星野様に話を伺ったところ、

星野様:コンサートや演劇に関係なく、コロナ前とコロナ後ではチケットの売れ行きに変化があり、コロナ前は「夜公演」の方が売れ行きが良かったのに対して、最近は「昼公演」の方が売れ行きが良い傾向となっている。それに伴い、遠方からでも日帰りで来る方が多くなった印象。2025年には大規模改修を控えているため、この人流調査により、傾向をしっかり確認していきたいと思っている。

先日、2024年4月27日(土)に行われた「M-1グランプリ(公演「午前」「昼」「夜」)」の実績を見ると、夜公演の方が午前・昼公演よりもセンサーの接続数が少ない傾向となっていた。また、拠点間移動では交通拠点や隣接している駿府城公演の接続が半数を占めており、市内観光施設への拠点移動は少ない傾向でした。

4月27日 時間別接続数推移表
4月27日 拠点移動分析

一方で、M-1の前週に行われた宝塚歌劇団の公演では、市外からの来訪者がM1の公演よりも多かったことが要因で、「日本平夢テラス」「静岡市美術館」「日本平動物園」等の観光施設等の回遊が見られました。

4月20日 拠点移動分析

今回の7月~9月の3ヶ月間で公演されるキャッツ公演も宝塚公演同様に市外からの来訪者が多く予定されていることから、市内観光施設等への回遊策を静岡市民文化会館の星野様と一緒に検討してきました。

打ち手の実施

市民文化館の問題点として静岡駅から徒歩20分と少し遠い場所にあります。また、車で来場される方が多いため、近隣の駐車場が大変混雑する課題があります。そこで、交通課題の解消と回遊性向上のため静岡市シェアサイクル「パルクル」の期間限定駐輪場を設置しました。

パルクル期間限定駐輪場

7月12日から設置したばかりでしたが、私(ライター)がキャッツ公演を観劇に行った日にもパルクルを利用して来場されている方もいました。静岡駅には大型のシェアサイクルステーションがありますが、そのステーションにあるデジタルサイネージへ今回のキャッツ公演に合わせて設置した「臨時駐輪場」の案内を載せています。

静岡駅のデジタルサイネージ

最後に

私(ライター)も、仕事終わりにキャッツのソワレ公演を観劇してきました!
平日にも関わらず満席でした!内容についてはもちろん感動しました!
会場へ向かう途中に商店街やショッピングモール内にはキャッツ公演に合わせて彩られ、周辺施設からも期待されている催し物であることを再確認できました。今回のデータをしっかりと取得し、文化会館改修後の打ち手の検討に向けてレポーティング作業を行っていきます。

市民文化会館入口の様子

ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部


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