オペラ演出家とオペラ歌手の対談です

今週の水曜日の夜、10月28日(水)18:30から、オペラ演出家の岩田達宗さんと対談をします。小森は歌唱発音研究隊〜KHK〜という組織で2017年から歌唱における発音の講座を続けてきましたが、そのKHKで対談シリーズを始めることにした、その第一回です。

高校のオンラインオープンスクールでも対談はやりましたね。まずは広上淳一先生と。そして翌日は周防亮介さん、藤田真央さんとダブルヘッダーで。大変楽しかった。

今回のお相手は、「行列の出来る演出家」と呼ばれる、岩田達宗さんです。8月に、東京でコロナ後初となったオペラ公演、藤原歌劇団の「カルメン」を演出されました。僕はその2週間後の二期会「フィデリオ」に出演したわけですが、コロナとオペラという話題もこの対談では出てくるかも知れません。

でも、今回、特に岩田さんと話したいのは、若いオペラ歌手が、今何をせねばならないか、どうやって自分を磨いたら良いのか?ということです。LINEで岩田さんとは打合せを重ねていますが、話したい事が膨れすぎて多分90分じゃ収まらないでしょう。

岩田さんには、二期会オペラ研修所小森クラスの演技指導もお願いしていて、この6年間ずっと、オペラ歌手の育成については現場での行動を共にしてきました。というか、岩田さんとの出会いは、僕が文化庁のオペラ研修所の研修生だったときに、岩田さんが演出部の舞台スタッフとして授業に来ていた時でした。僕が研修生の立場だったとき。当時まだ、授業、稽古をビデオで撮るという事が一般的じゃなかったのですが、授業開始ギリギリに立ち稽古を撮ろうと機材をいじっていて、「そこの研修生!さっさと授業開始の準備をしろ」てな具合で怒鳴られたのが最初の会話ではなかっただろうか。

その後、岩田さんの師匠である栗山昌良先生演出のプロダクションに出演させて頂いた時には、演出助手として入っておられて、フィガロやウィンザーの陽気な女房達、などで共同作業をして、ベルリンでの留学時代も時間を共にしました。ロンドンで一緒にミュージカルも観ましたな。ミス・サイゴンや怪人。ウェストエンドを岩田さんが案内してくれましたよ。

コロナだけど、コロナだからこそ出来ることがある。ここは岩田さんとは完全に一致しています。この話もしたいですね。

参加費は¥2500ですが、学生は¥500です。若い人にとにかくみて欲しい、と思っています。申し込みは以下のリンクからどうぞ。

オンラインKHK-05 特別編 参加受付

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