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ことばを尽くす

今年、出会った言葉の中で、好きだったもののひとつ。
「ことばを尽くす」

これは、2022年下半期に受講していた、
ランゲージアーツ(Language Arts、言語技術)の
先生が何度も言っていた言葉。
これが、私はとても気に入っていた。

私はことばを尽くして話をしているか
私はことばを尽くして説明をしているか
私はことばを尽くして言葉を使っているか
私はことばを尽くして伝えようとしているか

出来ていないことに反省する日々ではあるが、
この言葉は、私をシャンとさせてくれていた。


では、ランゲージアーツとは一体なんなのか。
定義はとても難しく、シンプルでもある。

どうしたら自分のメッセージをうまく伝えられるのか?その答えがランゲージアーツです。頭の中に漠然と存在する思考を言語化し、論理的に組み立て、相手が理解できるように言葉で表現する。この一連のプロセスを訓練するのがランゲージアーツの目的です。

また、

「Art」は日本語で「芸術」と訳されることが多いですが、語源は「熟練した技」という意味です。つまりランゲージアーツは「言葉の技術」を育てるための教科です。
ニューズウィーク日本版 Newsweek for woman
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2021/10/post-586.php

私が勉強した、ダーウィン・ランゲージアーツスクールでは、

ランゲージアーツとは簡単に言うと、言語を扱うときの世界共通のルールです。
『小学生から始める世界標準の言語力』
世界標準言語力アドバイザー JUNKO 著
https://www.amazon.co.jp/dp/B08BV3HDNG

そこでは、

・アメリカでの母語教育
・OECD加盟国と中国が50年前から同じような母語教育を導入している
「ママのためのランゲージアーツ講座」より一部抜粋


日本の国語教育ではなく、母語教育である、ということを知った。
(この、母語教育についてもたくさん書きたいことはあるのだが、
それはまた後日。)


私にとってのランゲージアーツとは、
今のところ、こんな風に考えている。

「対人との、感覚のギャップを埋めるコミュニケーションの手段」

普段、海外で育つ子どもたち、サードカルチャーキッズ(TCK)のことで
頭がいっぱいの私は、親子間であっても感覚に頼ったコミュニケーションが
成立しないことを知っている。

日本人の友達とだってそう。
みんなそれぞれの歴史がある。

日本人以外の友達とは、
言葉を使わなければ、絶対伝わらないのだ。

だからこそ
ことばを尽くして相手に伝えたい。



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