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海外子育てが教えてくれたこと

バンコクで育児を始めた頃、
そこにあったのは
孤独感とか閉塞感とか、
もちろん疲労とか、
体もだけど、
心が疲れていることが
たくさんあった

友達はたくさんいたし、
昼間は楽しく過ごせるけど
なんだか同じような毎日の繰り返しに
なにも思い通りに進まない日常に
ただただ忙しく感じる日々に
物足りなさを感じていた

子どもはかわいかったし
子どもの成長も嬉しかった
でも、
それとは違う、
自分が自分で無くなってしまうような
私が「変われ」といわれているような
ものすごい脅迫感や
息苦しさがあったように思う

自分が、自分じゃない何かによって
変わることを余儀なくさせられることが
すごく怖かったと思う

それを世の中では
「母性」と呼ぶのかもしれないけど、
もうそれは子どもを産んだら
止められない列車に乗っている気持ちになった
怖かった


今日、久しぶりに
そんなことを思い出した
新しく来た、若いママを目の前に
私はあの時、なんて言ってもらいたかったかな
あの時、なんて言ってもらえたら
私は励まされたかしら
あの時どうしたら
あんなに苦しい思いにならなかっただろう



変わることを受け入れられなかった自分
今、ゆっくりと変わることを受け入れている自分
そして変わってもいいんだよと思う自分

それもまた、海外子育てが教えてくれたこと





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