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TCKファミリー、文化の狭間で

ここ最近での一番の難関は、
家探しだった。

家選びの基準がわからない
夫婦でわかってない
冬に寒さの深刻さもわかっていないし
何がダメで何がいいかもわからなかった

その戦いを終えて
今、思うこと。

不思議だけど、
本当にわからない、ということがある
ということがわかった。

ある意味、
基準がある、ということは
その基準で良いとか悪いとか
好きとか苦手とかができる。
比較することは決して悪いことではない。

生まれ育った国でも
長期間離れていれば
変わっているし、
生まれ育った文化でも
タブーを犯すこともある。

わからないことを伝えても、
わかってもらえないことなんて
ごまんとあるだろうし、
私たちの経験からくる常識は
場所、国やコミュニティが変われば通用しない。

だからって、
自分がダメだとか、
無能とか思う必要はなくて、
(ちょっと凹むけどね)
また新しい文化として
学習、習得していけばいい。

違う国なら、それはわりとすんなり
受け入れられるんだけど、
自国っていうのがミソで
知っていなければいけない気になるんだよね。

これが逆カルチャーショックのひとつかな、
と思う。

でも、これは私たち大人には、
日本で育った基礎と
基準があるからなんだよね。
日本に住んだことのない
うちの子どもたちには、
タイが基準になる。
その価値観を持って、
彼らは日本を、
彼らの世界をどう判断するのだろうか。

楽しみでもあるし、心配でもある。
そっと見守っていこうと思う。

辞令から約3週間

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