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「キライ」は悪いことばかりでもない?

仕事は、「好き」「嫌い」を言わずにやるんだ!

って、言われますが、
「キライ」について考えていきましょう。

人事の小山です。

ネガティブな感情

「キライ」について考える前に、「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」について考えてみましょう。

感情の中でも、「怒り」、「悲しみ」、「不安」、「落ち込み」は、
一般的に、「ネガティブな感情」とされ、できれば、ないほうが良いと思っていると思います。

「怒り」や「悲しみ」などは、本当に、ないほうが良いことなのでしょうか?

確かに、誰かにあてた「怒り」は、「怒り」としてかえってきてケンカになります。「怒り」なんて感情がなければ、さぞ平和かもしれませんね。

でも、そんな、ココロをざわつかせる「怒り」も、我々に気づかせてくれるものがあります。

「どうあるべきだと思っているか」

ということです。

店で買い物をしたら不良品だったので、怒って店員に文句を言いに行った。としましょう。

なぜ、怒るのでしょうか?

良い商品がでてくるのが当然だと思ってるからですね。でも、例えば、AMAZONで中古の商品を買いました。「キズかなりあり」と書かれていたら、どうでしょうか?

なんで、「この商品、キズついているのだ!」とは思わないですよね。

つまり、知らず知らずにうちに、自分が当然だと思っていること、期待していることと、現状が違うから、「怒り」が生まれるわけです。

「自分の当然だと思っていること」「期待すること」、言葉にしようとすると難しいことが、「怒り」という感情のチャンスによって、コトバにするチャンスがくるわけですね。

「悲しみ」は大切なことを教えてくれる

人が生きていく最大の悲しみは、死別だと言われています。
でも、それは、大切な人との別れだから悲しいのです。

「5.6秒に一人、5歳の誕生日を迎えることができずに亡くなっている」
(ユニセフ)

ようですが、6秒に1回、悲しんでいては、さすがに、ココロがもたないですし、そんなに泣いていては、体中の水分がなくなってしまいますね。

だから、「悲しみ」は、自分にとっての「大切なこと」を気づかせてくれるものです。

「あなたの人生において、大切なことは何ですか?」

と聞かれても、サッと答えるのは、難しいですよね。

そんな難しい質問に答えを与えてくれるのは、「悲しみ」という感情なのです。

「落ち込む」ことは、人に「勇気」を与える強さを教えてくれる。

「怒り」や「悲しみ」が気づきを教えてくれることはわかりましたね。

では、「落ち込む」はどうなのでしょうか?
がっかりして、自信なくなって、やる気がなくなってしまう。

そんな感情は何を気づかせてくれるのでしょうか。

「人は、誰でも、傷づいてしまう」ということに気づけるのではないでしょうか。そして、人の心の痛みがわかり、人に勇気を与える強さを学べることでしょう。

「キライ」という感情だって、何かを教えてくれる。

でも、さすがに、「キライ」という感情は、どう考えたって、いいものではない!

と思うでしょう。

でも、「スキ」という感情をコトバにすることは、難しいことです。でも、「キライ」なことは、なぜキライかの理由を明確に言えます。ということは、何が「スキ」なのかを、コトバにすることを、「キライ」は教えてくれるのです。

一見すると、ネガティブな感情も、あなたが期待すること、大切にすること、好きなことをコトバにさせてくれるチャンスなのです。

人事 小山

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