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#あの素敵なセカイをもう一度。-100日間の軌跡-

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分断されたセカイだからこそ、『あの素敵なセカイをもう一度』つくりあげていけないだろうか?と立ち上がったプロジェクト。
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2020年6月の記事一覧

6月1日「史上初の五輪延期・東京」 #あの素敵なセカイをもう一度。

*** 4月7日日本で緊急事態宣言がだされた。 東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7つの都道府県が対象だった。 5月4日 緊急事態宣言が延長された。 *** 史上初のオリンピックの開催延期という衝撃のあと、「おうち時間」を呼びかけ、街に人が消えてから2カ月が経った。 5月25日。 東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道の緊急事態宣言が解除された。 街に人が戻ってきた。とはいっても、テレワークを続ける企業も多く、以前に比べれば電車は混雑していない。 20時まで

6月2日「日本で唯一 感染者ゼロ・岩手」 #あの素敵なセカイをもう一度

日本では、10、000人以上が感染し、800人以上が亡くなっている。北海道から沖縄まで感染者が出る中、唯一感染者が出なかったのが、岩手県である。 その噂は、日本の裏側ブラジルメディアにまで伝わり、英公共放送「BBC」ブラジル版には特集されるほどである。コロナの渦が進む南米の大国で“岩手の奇妙”は注目を集めている。 なぜ、岩手県では感染者が出ないのか。 この質問に対し、達増知事は首都圏に比べ人口密度が低いことや、中国からの観光客が少ないことを挙げたという。 一方5月22

6月3日「ピンクの教会・ホーチミン」 #あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月18日ベトナムに入国する者に対する査証発給を停止。 3月22日 すべての外国人の入国を停止。 3月25日すべての国際線の運航停止。 3月26日商業サービス停止。 4月23日規制緩和、タクシー、レストラン利用可能 *** ベトナムのコロナ感染者数328人、死者数0人(5月31日現在) ベトナムではコロナ感染による死者はいない。 ベトナム政府は、外出時にマスクをつけていない者、マスクをポイ捨てした者、自分や他人の感染を隠した者は罰金の対象にするなど少し

6月4日「世界のヒト・モノ・カネの集積地・シンガポール」#あの素敵なセカイをもう一度。

*** 4月7日Lee Hisen Loong首相より、コロナウイルスの対応のため、「サーキットブレーカー(感染経路切断措置、いわゆるロックダウン)」が発令 4月22日6月1日までの「サーキットブレーカー」の延長を発表。 5月20日6月2日以降、段階的な“サーキットブレーカー”の解除を発表。 *** シンガポールによるサーキットブレーカーは、各国のロックダウンに比べとりわけ外出を禁止するなど目立った厳しさはないが、シンガポール政府の定めた政令に違反した場合、厳罰

6月5日「魔女の宅急便の舞台・ドゥブロブニク」#あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月19日ロックダウン開始 3月23日140年ぶりと言われるM5.3の地震 *** 「アドリア海の真珠」と呼ばれるこの街に2つの悲劇が同時に起きた。 5月11日に、緩和措置第3弾が実施され、カフェやレストランは営業を再開が可能となった。 5月29日から結婚式の披露宴を行うことが可能となった。 新規の感染者はほとんどいない。 けれど、この街の悲劇は、観光に来る人がこなくなったことだ。 規制を緩和したしたのに、90%は店をとじているという。理由は、観光客がい

6月6日「アジア最大の感染からの経済再開へ・インド」#あの素敵なセカイをもう一度

3月25日モディ首相が、インド全土での21日間のロックダウンを宣言 4月20日ロックダウンを延長 5月17日インドの感染者数が中国を抜きアジアで最大の感染国となる。 一部で緩和するものの、ロックダウンを再度延長。 *** 5月30日 ロックダウンの解除が発表された。 アジア最大の感染者でありながら、もはや、インドなしに世界経済は動かない。 6月8日からついに街が動き出す。 写真:手のひらにちょこんとのっているチャイ。人口13億のとまっていた超大国が、ニューノーマル

6月7日「希望を気球に託して・トルコ」#あの素敵なセカイをもう一度

*** 4月11日 1日の感染者が9,000人以上に及びピークを迎える。 4月23日ロックダウン開始 6月1日経済再開。 *** コロナウイルスの感染者16万人、死者4千人を超えており、感染者数は、世界で10番以内にはいる(6月8日現在)。 私が、今年2月、初めてトルコに滞在した1週間。ヨーロッパとアジアにまたがるトルコの景色や、美しいモスクやボスポラス海峡の香り、世界三大料理に入るトルコ料理に魅了されていた。当時、コロナの話題を冗談まじりに笑えていた。 それから

6月8日「アドリア海の秘境・モンテネグロ」#あの素敵なセカイをもう一度

***5月25日マルコビッチ首相は、新型コロナウイルスの感染はモンテネグロでは終息したと宣言しました。「欧州で一番乗りの終息だ」と述べています。 6月1日モンテネグロ政府は、コロナウイルス感染防止のために閉鎖しておりました国境を開放し、「現在療養中の感染者数が人口10万人あたり25人以下の国」からの外国人の入国を解禁しました。 ********バルカン半島に位置する欧州の小国モンテネグロ。名前は聞いたことはあっても、知らない人がほとんどだと思います。私は旅の際この国にボス

6月9日「街中が熱狂が静寂になった"水かけ祭り"・ヤンゴン」#あの素敵なセカイをもう一度。

*** 3月29日 入国VISAの発給停止。 4月25日 入国制限措置を延長。 6月2日 6月15日まで入国制限措置を延長。 *** ミャンマーの人々が一年で一番楽しみにしているイベントがある。 【ティンジャンと呼ばれる水かけ祭り】 ミャンマーでは最高に盛り上げる時で、例年多くの人が町にあふれ、水を掛け合う。 しかし今年は新型コロナウイルスの影響で水かけ祭りの中止が政府から発表された。 いつもなら人でごった返してるはずの大通りに誰もいない。人を見つけたと思った

6月10日「再びセカイに響け!音楽の都・ウィーン」#あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月10日オーストリア中の学校と大学の休校とし、集会を禁止され近隣諸国の移動を制限する。 3月16日 全国封鎖措置を実施。 4月6日 オーストリア政府により、スーパーマーケットや薬局でのマスク着用を義務化。 4月13日 徐々に段階的解除を発表。 **** オーストリア政府は、2月初旬の感染者発見から、欧州の中でもっと早く対策を講じた。そのため、4月の段階で部分的な解除を試みるも、スーパーマーケット・ホームセンターなど日用品の買い物などに限られる。 6月に

6月11日「ビックベンの改修工事とともに時が止まった・ロンドン」 #あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月23日 ジョンソン英国首相は緊急スピーチを行い、英国全土に外出禁止令を発表。 6月1日規制緩和。 *** コロナの影響は、イギリスに大打撃を与えた。世界で2番目となる死者4万人を超える未曾有の大惨事。 止まっていたロンドンバスも着々と動き出してきた。世界の金融・経済の中心イギリスがどのように再生していくのだろうか。 写真:改修工事中のビックベン。過去を振り返らず、今を生きよう。 One for all, all for one.ビックベンとともに止まっ

6月12日「交通渋滞の街からクルマが消えた・マニラ 」#あの素敵なセカイをもう一度

***3月8日 新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言を発動。 3月16日ルソン島全体に厳格な外出禁止令。 5月16日 商業施設が再開。 6月1日移動の制限を大幅に緩和。 ***コロナの外出規制により、約68万人の失業者が発生し、約2兆円の経済損失が生じたと言われている。 移動制限令により、マニラ名物大渋滞がなくなり道路は静まり返った。 規制は徐々に緩和され、一部ではあるものの交通機関が復活した。止まっていた時が少しずつ動き出している。 名物、大渋滞も復活

6月13日「世界一美しい海・モルディブ」 #あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月12日 ロックダウン開始。4月30日まで延長。 4月30日緊急事態宣言発令 5月28日 段階的なロックダウン解除 6月8日7月から観光客の受け入れを段階的にはじめると発表。 *** モルディブは、「世界一美しい海」と言われており、結婚を考えているカップル達はモルディブで挙式を開く人たちが増えている。 しかし、新型コロナウィルスの影響で、観光客はゼロとなった。7月より観光客の段階的な受け入れを発表しているが、14日以内のPCR検査の陰性証明書がいるなど

6月14日 「宗教の聖地・イスラエル」#あの素敵なセカイをもう一度

*** 3月19日ロックダウン開始 4月19日制限緩和 5月3日ロックダウン解除 *** ロックダウンにより経済の流れが悪くなったことを懸念して、政府はピークが落ち着いてすぐの5月初めに、ロックダウン解除を行った。 今は、学校や町の商業施設が再開され、町の様子はコロナ以前の様子に戻っている。しかし、その一方で第2波も近づきつつあることを忘れてはいけない。 4月から日本で進学するつもりだったイスラエル人の方も、コロナで10月に延期されてしまった。この延期は本当に10