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文学フリマ東京38に参加、そして反省点

先週末の5/19(日)、東京流通センター(TRC)にて文学作品展示即売会・文学フリマ東京38が開催され、出店者として参加してきました。

「たかさごライナー」というサークル名で、北海道の鉄道をテーマとして駅や列車・きっぷという観点からそれぞれの特徴や実際に現地へ行って感じたエピソードなどをまとめた同人誌を作っています。昨年(2023年)秋に開催された文学フリマ東京37に出店した際の感触が良かったことから、最後のTRC開催かつ初の有料開催となる東京38にも申し込んでみました。


事前準備

1年間で発行する同人誌のテーマはある程度決まっており、春のイベント合わせにおける新刊として「1年の旅行記」を出すことにしていました。

冬コミが終わってから数ヶ月の時間があったことから、新刊の作成もゆったり出来るかと思っていたのですが、私生活がドタバタして落ち着かない状況が続き、新刊を作るだけでも精一杯なことに。余裕があれば無料配布の本やペーパーも作ろうと思っていたものの、ポストカードを新しく作ることに留まってしまいました。

また、新刊や文学フリマ東京への参加についてSNSでの告知もどのように行なうのが良いものかとずっと悩む日々でした。ここ最近ではX(旧Twitter)の仕様の変化も感じ取れましたが、ハッシュタグだけで無く文面や画像でアピールするポイントを掴むことが出来ず、告知する回数も少なくなってしまった他、MisskeyやBlueskyなど別のSNSの使用も出来ずじまいでした。

イベント当日

東京へ出発する数日前から寒暖差などの影響もあって身体の調子があまり良くなかったのですが、関東に着いてからも体力を考えずに動き回っていたので、イベント当日の朝から疲れ果てていた感じがありました。

ホテルから山手線と東京モノレールを乗り継いでTRCに到着。第一展示場内に形成されていた出店者の入場待機列に並んでいるときはまだ体調は良かったのですが、設営を進めていくにつれてどうにも負担が大きくなってきていることを実感。

文学フリマ東京38でのブース

設営が終わってからはブース内で休んでいたものの、時折目を瞑るなど、しんどい感じがしていました。

12時の定刻で開場となり、一般来場者が場内に入ってきたのですが、自分が配置されたブースの周辺は入場口から遠かったからか、いきなり人が増えるという感じは受けなかったです。ぼんやりと眺めているとノンフィクション系のジャンルが集まっていた奥側に人が集まっている様子でしたが、徐々に自分の配置場所にも人が歩くのが見え始め、30分後くらいには結構な人の姿を見かけるようになりました。

そんな感じで始まった文学フリマ東京38でしたが、自分のブースにも少しずつではありましたが立ち止まって見てくれる人も現れて、新刊を中心に手にして頂けることもありました。この場を借りて御礼申し上げます。

いろいろな反省点など

無料配布物

今回の文学フリマ東京への出店では、名刺に加えて新たにポストカードを用意してみました。本を買わなかった人にも「たかさごライナー」という名前だけでも覚えてもらうために無料で配布できるものとして作ってみました。

新しく作成したポストカード

いつも参加しているコミケの鉄道島だとある程度は名前が知れ渡っていても、文学フリマ東京では新参者ですので、一からのアピールが重要になってくると思いました。

作品の売りポイント

ブースを見ていただいた人から「オススメは何ですか」と尋ねられることが多かったと感じています。いつも参加しているイベントではあまり聞かれることのない問いかけであったことから、新刊の旅行記を始め、きっぷ・駅の本とどの作品・分野を勧めて良いか分からなくなってしました。

当日使用したお品書き

この辺りは初めての人にも分かりやすいようなフローチャートや、本のアピールポイントを書いたPOPがあっても良いかなと感じました。ブースではポスターも掲げてみましたが、遠目から見てみると何をアピールしているか分かりずらかったかなと自分でも思うほどでした。

その他

少しの時間、自分のブースを離れて他の出店者の様子を見渡していたのですが、どの出店者さんも「自分を売り出す」ということに力を入れていた印象を受けました。

ブースを見て少しでも気になった人がいれば無料配布のペーパーなどを渡して興味を持ってもらうという試みを行なっているところが多かったと思います。「文学フリマ」という場であるからこそ、各々の出店者が目立つ事も必要かなと感じています。

最も大切な事

体調管理は大事!

週末の金曜日に関東入りしてそのまま千葉・海浜幕張で野球観戦。そして翌日(文学フリマ東京前日)は神奈川・横浜でのライブ鑑賞とそれだけでもハードな行程であったのにもかかわらず、遠征出発前から感じていた体調不良をあまり気にすることなく動き回ったので、イベント当日に声が擦れて喋ることが難しかったり、ぼんやりとする時間が多くなってしまいました。

そのため、折角ブースを見ていただいた人に対してうまく応対が出来なかったなど、失礼にあたることが多かったと反省しています。

最後に

頒布数だけ見ると遠征を続けていくことが悩ましくなるのですが、今までとは違う土台で自分が作る作品、そして「鉄道」というものについて知ってもらえる場であり、もっと出来る事があったはずと気づくには良い機会でありました。

宣伝

新刊の旅行記についてはメロンブックス様への委託とBOOTH通販を行なっていますので、もし「北海道の鉄道」をはじめとした公共交通機関を使った旅行について興味がありましたら、書店委託・通販を利用していただけると幸いです。

メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2394728


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