「屈辱に耐え続けた」難民選手が五輪で取り戻した“尊厳”
新型コロナウイルスの感染が世界を揺るがすなかで開催された東京オリンピックに、紛争などで国を追われた29人からなる「難民選手団」が出場した。生きるため難民となった選手たちが、どのような思いで「平和の祭典」に臨んだのか。自分と同世代の20代の2人の選手に話を聞いた。
シリア内戦から泳いで脱出・・・ユスラの物語「Hi Miko, how are you?」
オンライン・インタビューの画面がついた瞬間、屈託のない笑顔を見せてくれたその女性は、競泳女子のユスラ・マルディニ選手(23)