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2021SUPER GT第6戦 順位予想

GT500 予選振り返り

16 RedBull無限
今季初ポール。大湯都史樹・笹原右京共にトップタイム。
正に完璧な予選だった。1つだけ気になるとすれば、やはりDUNLOPタイヤのライフだが、個人的にはDUNLOPはライフというよりもレンジの狭さが課題のように思える。そうで無ければ暑い茂木でRedBull無限の4位入賞は無かったはずだ。青いドライバー二人とDUNLOPの努力は結実の時。最低でもポディウムを目指したい。

14 ENEOS
正直なところここまで上位に食い込むのは予想外で、それならここまでの不調は何だったのか…というのが本音だ。
この好調が車体のセッティングによるものなのか、残り3戦ということでTRDが攻めたエンジンマッピングにしたのかが気になるところだ。下を向いても何も無い。前を向こう、前に行こう。

64 Modulo
もう一台のDUNLOPユーザーがこのModulo。基本的にはRedBull無限と同じレース展開になるはずだが、大津弘樹のコメントを信じれば、RedBull無限よりハードなコンパウンドのタイヤを選択しているはずで、天候次第では逆転も狙える。茂木に吹いた新風が神風となってここでも追い風になるはずだ。

8 ARTA
前評判ではダントツ人気だったのがこのARTA。
しかし、練習走行から明らかに持ち込みのセッティングに失敗していて、よくぞ予選に間に合わせたというのが素直な感想だ。DUNLOP勢がチョイスに間違えれば、前戦序盤の様な独走が見られるはずだ。苦渋も辛酸も舐め飽きた。後は勝利の美酒だけでいい。

23 MOTUL NISMO
日産勢唯一Q2進出となったMOTUL NISMO。その他のGT-Rの惨状を見ればこのチームの頑張りは見事という他ない。やはりGT-Rの泣き所は非力なエンジンでオートポリスの強烈な上り坂は見た目以上に高く険しいのかもしれない。優勝争いに加わることは簡単では無さそうだが、勝者の遺伝子はまだ残っているはずだ。

37 KeePerTOM'S
正直期待外れだったのがKeePer。ドライバー、チームの能力を考えればもっと上位にいて然るべきだ。正直理由が分からない…と書こうとしていたがENEOSと、この次のAstemoが異常なだけでKeePerが普通なのかもしれない。たとえ勝つ事は難しくても勝利の為に全力で。

17 Astemo
ENEOSに目を奪われがちだが、Astemoも見事な予選だった。
Q1 Q2共に同じ7位というのは隠れたプラス要素で、塚越広大、ベルトラン・バゲットどちらかに偏ったセッティングでは無い事を示している。FRのNSXを引っ張ってきたのはREALレーシングだった。オートポリス、この地で同門、チーム國光の前に出て名実共にホンダのリーダーになる。

39 DENSO
前戦スポーツランドSUGOではヘイキ・コバライネンがレースの為にハードタイヤを選択したのでQ2で下位に沈んだ様だが、脇阪寿一監督のコメントを聞くに今回はQ1の中山雄一がハードコンパウンドを選んだと見られる。しかしヘイキもQ2最下位だったのは彼もハードだったのだろうか。もう敗北から学ぶことは無い。勝って次に進む時だ。


Q1敗退組

38 ZENT CERUMO
ウエイト22kg、ブリヂストンタイヤ、スープラ。これだけの好条件で10番手ではあまりにも苦しい。
上がり目は見当たらないがそれでも結果を残すのがプロドライバーだし、立川・石浦だ。

1 STANLEY
唯一の3段階のリストリクターとなったSTANLEY。実はランキングこそ首位にはいるが、Q1敗退は結構多い。それでも牧野任祐が低燃費走行をしながら順位を上げて最後は山本尚貴がポイントを持ち帰る形が出来ている。流石に今回は大量ポイントとはいかないだろうが、ペナルティを受ける車両も多いのでもしかするともしかするかもしれない。栄光のカーナンバー1はどこにいても存在感があるものだ。

3 CRAFT SPORT
てっきり日産の中では上位に来るとばかり思っていたがまさかの全体最下位。コメントを追えていないので詳しいことは不明だが、チームとしても予想外だったのではないだろうか。月並みな言葉にはなるがこれ以上下はない。それしかない。

MR時代にNSXは30kgのハンディを背負わされてきた。それが無くなりFRになったデメリットより軽量化はメリットとして機能しているのでは無いだろうか。唯一気になるのはNSXの持病とも言えるピックアップだ。それを含めても

本命◎ ARTA
対抗○ MOTUL NISMO
単穴▲ RedBull無限 Modulo
連穴△ Astemo DENSO
大穴☆ STANLEY 

と予想したい。

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