SUPER GT 第5戦 決勝予想

予選が終わった後にいくつか気になるところがありますんで
寝る前にちょいとそこらを踏まえた上で予想でもしてみましょう。

Q1、2位 Q2(事実上)最下位
REALIZEの本当の実力はどちらなのか

今回の鈴鹿ラウンド、NSXが速くて、スープラは苦戦中、Zはその中間という勢力図です。

その中で、REALIZEだけが2度のアタックで前に行ったり、後ろに下がったり、落ち着かない順位で終えました。

ファンの方には申し訳ないんですが、KONDO Racingは強いチームではありません。

NISMOやIMPULといった同じマシンのチームが好結果を残していた去年もKONDO Racingだけが蚊帳の外でした。

僕はそんな弱さを活かした作戦がこのブレを生んだのではないかと予想しています。

後半戦に入る鈴鹿戦では、有力チームはそれぞれサクセスウエイトを積んできています。同じ日産のNDDPはほぼ100kg、KONDO Racingはその10分の1。全チーム中最下位です。

そもそもなぜ24号車は同じタイヤのWedsSportや同じマシンのNDDPの後塵を拝するのか?

道具が同じなら、セットアップが劣るからと考えるのが普通ではないでしょうか?

そんなチームが鈴鹿で勝つにはどうしたら良いか? 
もし僕がチーフエンジニアなら直線番長にして
予選をソフトタイヤで戦い前からスタートします。

理由は簡単で、鈴鹿サーキットではコーナリングが遅くてもコース幅が狭いので同一クラスでなら2コーナーからデグナー迄のセクターでは抜かれることはないからです。

とすると、NISSINブレーキヘアピン、スプーン、Astemoシケインの進入だけを気をつければ裏ストレートとメインストレートで逃げられるという公算です。

そこでタイミングモニターの数字を見てみると、24号車のZの特徴はとにかくストレートスピードが速いこと。
3メーカーの内一番遅いNSXより6km/h程度のアドバンテージがありました。

さて、この作戦にも勿論穴があります。

まず、スタート位置が後ろからだと、意味をなしません。
ストレートで詰めてもコーナー度に離れては意味がないからです。

それに、タイヤライフや燃費が悪いとそもそものペースが無いので只々離されていきます。

また、ドライバーからするとコーナリングが地獄ということも特徴です。
特にタイヤがハードコンパウンドだったり、コーナーで風が吹いたりしたらたまりません。

だから、Q2ではコンパウンドが変わったか、ドライバーが何らかのミスをしたと考えています。

したがって、Q2の結果を見る限り、24号車はこのレースも簡単ではないと思います。

長くなりすぎたので、簡単な順位予想をして締めます。

本命
ARTA(16)
速い、軽い、(ドライバーに)安定感がある。
ピットミスさえなければ…

対抗
Astemo
(ライバルより)軽い(ライバルより)安定感がある(ライバルより)安定感がある

単穴
MOTUL NISMO
2番手スタートはポジティブ。
比較的思いSW50kgが悪さをしなければ。

連下
ARTA(8)
そもそものタイムは僚友より上。
四輪脱輪さえなければポールからだったかも。
少し長い450kmが追い上げに味方するかも。

STANLEY
Q2のタイムが無いので予想は難しいが、各車コンマ5程度のタイムアップが見られたので、それを当てはめるとAstemoと同じ様なタイムは出せていたと予想。

REALIZE
Q2はシンプルに100%佐々木のミスならもっと上の評価でも。
そもそもヨコハマタイヤも鈴鹿は苦手じゃない。

大穴
Modulo
当たればドカンのダンロップタイヤ。
ドライバーは2人共鈴鹿の走行経験豊富。

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