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家ですごす人と、部屋。『家が好きな人』井田千秋

最近買った本で、何度も読み返している本を紹介します。



井田千秋さんの『家が好きな人』です。

やわらかいタッチで描かれた絵がとても好みで思わず購入したんですが、これが当たりでした!


内容は、さまざまな家と、そこに住んでいる人たちの生活を書いた日常エッセイです。


五人の主人公(それぞれの家の住人)が、何が趣味なのか、何を食べて、どんな生活をしているのか。
それが垣間見えて読んでてとても楽しいです。


私がとくに好きなのは甘党のミドリさんで、プリンアラモードにホイップクリームを絞るシーンは、プリンアラモードがめちゃくちゃ美味しそうで何度も見返しました。

とにかく、出てくる食べ物がぜんぶ美味しそうで、食べ物系のイラストが好きな人にも気に入ってもらえると思います。



他にも本好きとして共感できたのは、

混沌とした書斎の空気を入れ替える。
積み上がった本を戻していく。つい開いては手が止まる。あ、同じ本が二冊……
二階のベッド周りにも。名前の順に並べようか。
増えるばかりの本、本、本。まだ置けるね。

家が好きな人/井田千秋 84ページ

本好きな人、あるあるじゃないでしょうか(^-^;

私も本が好きなので書斎があるのがめちゃくちゃ羨ましい……!と思いながら見てました。


ミドリさんは職種が職種なので、それも理由なのだろうな、とは思いましたが。
ミドリさんの職業については、ぜひ読んで確かめてもらいたいです!



自分の家を自分好みにカスタマイズしたら、そこで過ごす自分も、きっと好きになる。
そんな、家を愛おしく思えるようになるとても素敵な本です。

よければ、読んでみてくださいね!
ありがとうございました☺️


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