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「山田ライブラリ」の本棚になってくださるお店やお宅を募集します

本が大好きです。
アート、写真、デザイン、エッセイ、評論、漫画、なんでもござれ。本だけは毎月予算を決めずに(お家賃が払える程度にはおさえつつ)買っています。買ってしまいます。

だから、本を買いすぎて本棚を買うお金がなかなか貯まりません。引っ越しをしたので、お気に入りの本をずらりと並べるいい本棚とか置いちゃうんだから! 図書館みたくしちゃうんだから! とかすごい意気込んでたんですが、本に出会ってしまったら仕方ない。というか書店に寄らないと調子が出ない、で、買っちゃう。どんどん本ばっかり増えていって、もちろん本棚がないから引っ越しの荷解きも本だけできなくて、ダンボールの中で眠ったままです。

我が編集の師匠・松岡セイゴオ氏は著書『多読術』で「本棚は本を再生するプレイヤーだから、本棚がないと始まらない」と。ライティングの師匠・近藤康太郎さんも『三行で撃つ』「本棚に並べない本は紙クズだ」とおっしゃってました。

本に罪はありません! 本棚に入れない自分がクズです。ごめんなさい。でもまだしばらく本棚を買えそうにないので、いっそのこと本棚をお借りするというか、本をお貸しするというか、そういうのができないかなと思いつきました。
概要はざっと以下に。

【山田ライブラリの本棚代理を募集します】

・山田の蔵書を預かってくださるお店やお宅を募集します。「保管」ではなく、ぜひ手に取ってご覧ください。

・無料です。本を置きたいと思ってくださってる方との意志のマッチングと捉えています。

・送料も無料です。私が直接お持ちします。なので、自分で持っていける範囲で都内を想定しています(遠方でご希望の方は、交通費を少しサポートしていただけるとありがたいです)。

・返送は不要です。1ヶ月ごとに山田が回収に伺います。ご継続いただける方は本を入れ替えます。

・空間やあなたに合う本を山田が選び、1冊ごとにおすすめのコメントをお付けします。

・選書のテーマがもしあればお伺いしますが、基本的には山田の蔵書から選ばせていただくため、内容によってはご希望に沿いかねることもございます。

・汚れ・破損のなきよう大切に扱ってください。強い匂いや直射日光なども避けて状態悪化防止にご協力お願いいたします。

・お持ちする際、本の好きなところ、逆に本に関する悩み等々、本じゃなくてもいいのでお話を聞かせてください。

いつも湯船に浸かりながら本を読むとすごくひらめくのですが、坂口恭平さんの『お金の学校』を読んでいたときに思ったんです。楽しくて、原価がいらなくて(すでに元手があって)、気持ちのいい流れが生まれるようなことができないかって。

実は、自分の本屋をやりたいと思っています。
でも、本棚も買い渋る私ですから、資金を準備してるあいだにどんどん理想ばっかり膨らんで気後れしてしまう気がしました。その前に自分もみなさんも楽しくなれることができないかと思ったのです。小さくても、商売じゃなくても、本を通してコミュニケーションできたらそれが一番幸せ。それがやりたいから本屋もやりたいわけだし。

すでにいい本は持っていて(もっとほしい本たくさんあるけど)、それをインスタグラムでちょこちょこ紹介していたら、山田の蔵書やテキストを好きだと何人もの方が言ってくださいました。本屋をやりたいことも話したら、応援もしてくれて。すごく嬉しくて、この気持ちを大切にしたいと思いました。

「もしよかったら自分の店で展示や委託販売をしない?」と声をかけていただくこともありました。本当にありがたいです。ただ、まだ屋号も公表していない状態で突然販売しても、お店のお客さまの目にどう映るだろうか、不安がありました。だったらまずは無料でいいから本を置く場所だけご提供いただき、閲覧自由! でいいかなと。オーナーさんにとっても重荷にならないように。

特に置かせていただく場所がお店であれば、私のnoteやSNSでご紹介させていただきたいと思っています。私のフォロワーさんやお店のお客さまにも、私の本を手に取っていただきたいので。もともと買っている本は、自分が好きであると同時に人に見せたいなあという気持ちもあって買っているので、見ていただけたら本望です。

本は1ヶ月ごとに入れ替えるつもりなので、「あの本、今はあそこにあるんだ」って、見たい方がお店を旅してくれたり、お店の方同士が「あそこから回ってきたんだな」って繋がりを感じたりして、本の流れを楽しんでくれたらすごく嬉しいです。

というわけで、ご興味のある方は、「tbnymd@gmail.com」までお問い合わせください。お気軽にSNSのDMからでも大歓迎です。蔵書は主にインスタグラムで「#山田ライブラリ」としてレビュー付きで投稿してい(き)ますので、雰囲気の参考にしていただけましたら。もちろんもちろん、イベント時のディスプレイでも大丈夫です。実例ができたら、noteかインスタでご紹介していきますね。

本が川となって、人と人との豊かな出会いに繋がりますように。そして懲りずにどんどんいい本買うぞ!
どうぞよろしくお願いします。

本を買って、いろんな方に貸出もできればと思っています。