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相場はファンダメンタルズに沿って動かない②

-はじめに-



約束の雇用統計の見方の解説記事を書こうと思います(´-`)
これ見とけばええという情報だけが欲しければ



あれ、これ、ブルバの雇用統計の記事解説する記事では…?”


までぶっ飛んで箇条書きしてる部分見て貰えばええと思います。
前回の記事でなんとなく伝わったと思うんですが
トレンドに沿う必要があるので
ずっとこれだけ見とけばええというのはないんですよね。
見るべきポイントの見つけ方をお伝えできればと思います。

-本編-



今回の雇用統計結果を元に次回の雇用統計のチェックポイントと
次回までの間に指標やニュース等の情報から抜き出せたらいいなというポイントを洗い出していきます。
夏休みから帰ってきたばかりで
全く知らぬ存ぜぬな呈で進行していきます('ω')


ベンダーの情報を得たいのでブルバを開きます。



チダルマ
( ゚д゚)<雇用統計の記事あったやで


チダルマ
( ゚д゚)<要点書いてくれてて便利やで。



・非農業部門雇用者数は前月比18万7000人増加
・エコノミスト予想の中央値は17万人増
・前月は15万7000人増(速報値18万7000人増)に下方修正
・家計調査に基づく8月の失業率は3.8%に上昇
・市場予想は3.5%

bloomberg


チダルマ
( ゚д゚)<へえ。



 労働市場は今年、米経済を支え、少なくとも短期的にはリセッション(景気後退)を回避する一助となっている可能性がある。ここ数カ月、求人件数と賃金上昇率はともに後退しているものの、雇用と所得は個人消費を後押しするほど堅調だ。

bloomberg


 

チダルマ
( ゚д゚)<労働市場が崩れたら景気後退が意識されそうやで


求人件数と賃金上昇率が減ってるのに雇用と所得が堅調なのは
不思議な感じがしますよね。

求人件数はこれまでかなり好調に推移してきていたので
多すぎたもんが適正な量に減ってきてるのかもと考えられますね。
「求職者に対して求人が今のところどれくらいあるのか」
という情報が欲しいですね。

賃金上昇率についてはニックが「月間の休日日数の違いのせいかも」と
ツイートしてるのをチダルマは発見しました。
ブルバ記事ではここ数ヶ月後退と書かれているので0.1%の差しかありませんでしたし
実際は鈍化傾向だったものが若干緩やかになっている可能性があるかもしれません
これは指標から情報が欲しいところです。


今回の雇用統計では、前月までの雇用が従来発表ほど好調ではなかったことが示された。6月と7月の雇用者数は11万人下方修正された。労働統計局が8月23日に発表した年次ベンチマーク改定の速報値によれば、3月までの1年間の雇用者増は30万6000人下方修正されそうなことも明らかになっている。

bloomberg



チダルマ
( ゚д゚)<BLSのウソツキ!!


実際これまで目にしてきた情報より雇用に関しては弱い可能性が出てきました。
「どうしてそんなことが起きているのか」という情報が欲しいですね。



ブルームバーグ・エコノミクスのスチュアート・ポール、イライザ・ウィンガー両エコノミストは「8月雇用統計は雇用者数の上振れとは裏腹に、利上げサイクルの一時停止を示唆する弱さがある。時間当たり賃金の伸びは著しく鈍化し、労働参加率は上昇した。特に高齢労働者と働き盛りの年齢層の女性で顕著だ。さらに、過去の数字は再び下方修正された」と述べた。

bloomberg


チダルマ
( ゚д゚)<出たなエコノミスト‼


まず、今後の金利動向が市場でどう判断されているか確認しなきゃなというところですよね。

時間当たりの賃金が縮小しているというのは前述の所得にも影響してきそうです。
まだ生活が成り立つ水準にあるのかというところも情報を拾いたいですし
次回の雇用統計では要チェックの項目ですよね。

女性や高齢労働者の労働参加率が増えているということは
生活苦を感じている方が増えているのではという気もしますよね。
働ける人が粗方働ちゃってる可能性があるので雇用者が益々増加していくと考えるのは少し無理があるかもという気がしますよね。
今のトレンドでは女性や高齢者の労働参加率を雇用統計で気にした方がいいということもこの文章から学習できました。


今回の雇用統計は労働力として復帰している人が増えていることを示し、賃金上昇圧力を和らげる一助となる可能性もある。全体の労働参加率(就業者および求職者の合計である労働力人口の生産年齢人口に占める割合)は3月以来初めて上昇し、62.8%と2020年2月以来の高水準になった。「プライムエージ」と呼ばれる25-54歳の働き盛りの層では過去最高に近づいた。

bloomberg


チダルマ
( ゚д゚)<ぷらいむえーじ。賃金上昇圧低下の可能性…メモメモ




 8月の雇用者数の増加は、ヘルスケア、娯楽・ホスピタリティー、建設業にけん引され、広範囲に及んだ。製造業の雇用者数は昨年10月以来の大幅増となり、機械や金属加工の雇用増を反映した。

bloomberg


チダルマ
( ゚д゚)<セクター別の数字ダイジ。


勢いのあるセクターの情報を知ると株式など他の投資対象にも
目を向けれるので僕的にはかなりオススメです。
経済は地続きなのでもちろん為替にも影響します。



ハリウッド俳優労組によるストやトラック運送会社イエローの破綻がなければ、雇用者数はさらに増加していた可能性がある。全米自動車労組(UAW)によるストや政府閉鎖の可能性も、今後数カ月の雇用者数に影響する可能性がある。

bloomberg


チダルマ
( ゚д゚)<1年で2回も政府閉鎖しそうになるけど活況な経済 #とは


一過性の要因で雇用数に下押し圧力があったこと
この先にもストと政府閉鎖による雇用の下押し圧がかかる可能性があることが書かれています。
拾ってませんがこのブルバ記事の最初の方にストと破綻で5万4000人分雇用減少の影響がでてますよということが書かれています。
そんな話を頭の片隅に入れつつ
UAWのストと政府閉鎖に関する情報を仕入れなければならないことが判明しました。



従業員の削減に動いている企業もある。TモバイルUSやチャールズ・シュワブが新たな人員削減を発表したため、8月のレイオフ者数(発表ベース)は3カ月ぶりの高水準となった。

bloomberg

チダルマ
( ゚д゚)<シュワブって何故か口に出して言いたくなるよね


その他にも最後まで読めばクビ切る前に労働時間短縮させるんだとか
臨時雇用者数が労働市場の先行指標になってるんだとか
知らない人には有益であろう情報も拾えちゃいます。






あれ、これ、ブルバの雇用統計の記事解説する記事では…?




チダルマ
( ゚д゚)<勘の良いガキは嫌いだよッ!






いえいえ、そんなことはないのです。



ここまで見てきてこの1記事だけでもたくさん気にして情報を拾いたい点がありました。
書き出すと


・求職者に対しての求人数
・次回雇用統計賃金上昇率
・BLS雇用の下方修正理由
・次回雇用労働参加率(女性、高齢者)
・雇用の頭打ち加減
・UAWスト、政府閉鎖の情報
・金利予想


というところかと思います。
指標の発表されるフォーマットはだいたい変わらないので
次回の雇用で注意するために今から先日発表された指標で該当箇所チェックして確認しておけば次回迷わずに見れますし
他の記事や指標、レポートなどから気にしたい点を探ることもできます。


調べていく中で同じ情報でも提供元によって着眼点が違ったり
同じ提供元の中でも書き手によって意見の相違があったりもするので
できるだけ多くの記事や情報を入手し、トレンドな主張をしっかりと把握していくことも必要です。
その上で重要だと考える比重をベンダーに近い情報に置くことも
忘れちゃいけない重要ポイントです。

迷子になったら一回落ち着いてブルバやロイターから記事出るの待って
また同じことをやればええだけですね。



-まとめ-



ファンダは1日にしてならず。



書きやすかったのでこの引用しまくり記事
ブルバに怒られないなら定期的にやりたいなと思いました('ω')




そんなわけで雇用統計の解説になってるのかよくわからない
雇用統計解説の解説的な講座でした。


読んで下さりありがとうございました。
本日も1日お疲れ様でした。

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