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米国の下落で下げスタート。中国のゼロコロナ終了、国内の5種以降で上昇(2023年1月20日 日経概況)

「世界一やさしく」投資を教える、ジョン・シュウギョウです。毎日、投資家目線で日本と米国の市場について、分析と考察をしています。

こちらに掲載してある情報は情報提供を目的としており、相場の方向性、個々の商品、個別銘柄等の見通し、売買の方向性など有価証券の売買等に関する助言や勧誘などを行うものではありません。投資に関する最終判断はユーザーご自身の判断で、最終損益もご自信の判断の結果として返ってくることをご認識ください。

今日のポイント

市場総括

2023年1月20日の東京株式市場は反発しました。終値は前営業日比148円30銭(0.56%)高の2万6553円53銭でした。

米国市場が下落したことを受けて売りが先行してスタートしましたが、中国のゼロコロナ政策終了、新型コロナウイルスの扱いを「5類」へ移行ニュースが経済活動の活発化に繋がり、上昇して今週の取引を終えました。

本日も最後までしっかりお読みください。

米国市場の動向

米国市場は続落しました。ダウ工業株30種平均は3営業日続落して、前営業日比252ドル40セント(0.8%)安の3万3044ドル56セント、ナスダック総合株価指数は2営業日続落して、前営業日比104.744ポイント(1.0%)安の1万0852.269で取引を終えました。

Google Financeより引用
Google Financeより引用

労働市場の強さが再度認識されたことが市場の心理を悪化させました。増加すると予想されていた新規失業保険申請件数が減少、労働市場の逼迫感で利上げフェーズが緩まないとの見方が広がって幅広い分野で売りが広がりました。

ディフェンシブセクターの一部が買われましたが、景気敏感株への売りが進み、下げ幅を拡大させました。

テクニカル的にも重要な位置にきているだけに注目が集まります。

日本市場の動向

日本市場は前日の米国市場が下落したことを受けて、売りが先行してスタートしました。米国の下げよりは国内と中国のニュースで投資家心理が刺激されました。

中国がゼロコロナ政策を終了、経済活動の再開が期待された他、国内では新型コロナウイルスの扱いを「5類」へ移行するように指示したとのニュースが景気回復への期待に繋がりました。

業種別では3業種下落、30業種が上昇する一見すると全面高のような展開でした。その他金融、証券などの金融系が弱く、その他製品も下げた業種に入りました。

前日に続き空運業が強く上昇、鉄鋼、海運業、非鉄金属など景気敏感業種は買われ、石油・石炭もしっかり。保険業と銀行業も上昇して転換の準備に入りました。

下げ幅が限定的だったのはディフェンシブ・内需系で、陸運業、倉庫、建設、食料品などが落ちつき、金属製品、繊維製品などの素材系も大きな下げは免れました。一方、円高を受け、輸出関連、特に自動車関連業種に売りが深まりました。

日本市場のテクニカル分析

日経の日足は下ヒゲを持つ陽線を形成しました。 終値では上昇しましたが形では高値と安値を切り下げて、下げとなりました。引けたのは高値付近なので、強きは残っているようですがやはり大きく上げた際の高値は上に抜けることができませんでした。

Google Financeより引用

結果的には上下激しく動く流れで今週の取引を終えました。週足では上髭が長い陽線が立ち、直近3週間の動きがすっぽり包まれる変動幅でした。明確に高値を切り上げる動きにはなってないので、週足でも混乱が含まれた形です。

目立つのはボリンジャーバンドへの反応で、週足では2022年3月以降、標準偏差1の範囲(-1σ〜+1σ)で推移しています。それでも終値で節目の26,500円を超えているので、来週からの動きに期待がもたれます。

材料不足で商いは少なく、積極的な売買はみられませんでした。東証プライムの売買代金は概算で2兆2935億円。売買高は9億5227万株。東証プライム市場の銘柄数は1320と、全体の約7割を占めた。値下がりは429、変わらずは88でした。

各市場の動き

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