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有言実行と不言実行どちらがかっこいい?

今回は人生のモットーのようなものについての話題です。一応、Vtuberを絡めて書いていきますが、バーチャル界限定というよりは、より多くの人に当てはまるようなもの。ぜひ、自分だったらどうかと考えながら読んでみてください。なお、タイトルでは比較するような書き方をしていますが、実際には優劣を決めるようなことはしないので安心して読んでいただきたいです。


Vtuberは有言実行派が多い?

まず思うのが、Vtuberさんはあらかじめ「〇月までにチャンネル登録者数〇〇人を目指す」等、目標を公言するタイプの方が多いということ。ここに見える心理は、目標を多数の人の目に映るところで発することで、自身の野望がどの程度のものなのかを周知し、それと同時に自分自身を鼓舞する意味合いもあるのではないかと考えます。皆の前で言ったからには頑張らなければならないと、自分を律するイメージですね。追い込んでいくような形にはなりますが、モチベーションを上げる方法としては有用です。

目標を公言するのは逃げ道を塞ぐ行為

ただ、目標を公言するのは、心理的にしんどくなってしまうデメリットもあります。確かに、自身のモチベーションを上げ、リスナーの応援する気持ちも扇動し、勢いをつけることが出来ますが、もしも目標が達成出来なかった場合、待っているのは「がっかり」や、「やっぱり無理だったんだ」といったようなマイナスな感情です。もちろん、表向きにそういった感情をぶつけてくるリスナーは少ないでしょうが、やるせない気持ちが蔓延するのは避けられないでしょう。目標を発信する際は、そうなってしまうかもしれないというデメリットを踏まえた上で行う必要があります。もしも期限直前なのに目標の達成が限りなく不可能に近い状況である…というようなことになったら、Vtuberを続けていくモチベーションが下がってしまうことも考えられます。

そうならない為には、目標を現実的な数字にすることも手ですが、この塩梅も難しい。余りにも簡単な目標なら今一盛り上がりませんし、丁度良いくらいというのは中々見つかりません。これは活動を続けていくうちに見つけていくものかもしれません。

難しい目標を有言実行していく姿はカリスマ性を得る

有言実行していくのは難しいことであり、常に目標を発信し続けて活動していくのは精神的にも追い込まれてしまうものですが、それを全て達成していくと、カリスマ性を得ることが出来ます。自らに課題を課し、そしてクリアしていく姿は憧れを抱かせるのに十分なもの。その強烈なカリスマ性は人を惹きつけていくでしょう。有言実行派の理想像はまさにこれであり、常にいばらのような道を進んでいくことになりますが、それを乗り越えることで、人気・人望を獲得していくのです。

不言実行派は多くを語らない武士のようでありながら…

一方、不言実行派は、言葉通り、目標を公言することなく心の中に秘めて活動するタイプです。活動者ではない私としては、現実の世界でなら、大っぴらに自身をアピールすることなく黙々と頑張る姿に憧れを抱きます。

Vtuberなどの活動者の場合だと、やはり公言してアピールする方が見栄えがいいとは思いますが、不言実行派も同じくらいにかっこいい。そして、誰にも目標を知られていないわけですから、都度、臨機応変に目指す数字を変更することも容易です。そう考えると、多くを語らず目標に邁進する武士のようでありながら、同時に冷静に現状と目標とを照らし合わせて目指す場所を設定するクールさも持ち合わせている、そんなイメージとなるでしょうか。

時世としては不言実行派がマッチしているかも

今の時代、常にプレッシャーに晒されるよりは、どちらかと言うと伸び伸びと活動した方が良い結果に繋がるという考え方の人も多いと思います。自身を追い込むスタイルは、見ていてかっこいいものですが、いざ自分がとなった時には、心にゆとりが欲しい。となると、不言実行派の方がマッチしていると言えるかもしれません。活動者の元々の性格にもよりますが、自身に合ったスタイルはどちらなのか選択していく必要があるでしょう。

最後に

今回は、短めではありますが、有言実行派と不言実行派について比較を交えながら書いていきました。何かを成し遂げる人というのは、周りを扇動することにも長けていて、そう考えると有言実行派の方が注目される機会は多いのかもしれません。ただ、そういったムーブをするには様々な面でのマネジネントも必要になります。イメージを維持しつつ活動を続けるのは難易度が高いと言えるでしょう。

一方で、不言実行派は、正直に言えば目立つ場面は有言実行派と比べると多くありません。ただ、派手にアピールせず、地に足をつけて活動する姿に心を打たれる人もきっといるはず。きっと、周りに左右されずに自分を貫くことが出来るタイプだと思うので、それもまた魅力的です。

最初に書きましたが、この話は活動者に限らず、現実の世界でも当てはめることが出来る話題。目標を宣言して、人の目を敢えて自分に向けることで退路を無くし、モチベーションを上げるのか、それとも心の内にひっそりと目標を抱き、静かに達成へと邁進するのか。どちらも魅力的であり、また、メリットデメリットがあるものです。応援する配信者に限らず、自分自身のことについても考え、生かしていきたいですね。

一番かっこ悪い“有言不実行”

最後に1つ言うならば、有言実行派を目指す場合、“風呂敷を広げるだけの人
”にはならないようにしましょう。「今、〇〇をやっているんだ」とアピールする割りに、一向に完成しないような人ですね。周りからすると「口だけ」、「〇〇してる自分に酔っている人」と思われてしまいます。一度公言したならば、たとえ拙いものであったとしても完成させ、成果を世に出すことが重要です。くれぐれも“有言不実行”にならないように気をつけましょう。

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