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ティール組織を目指す会社が自己紹介の代わりに本を紹介する①

こんにちは。ティールバンクの桃井です。

「ティールバンクさんはどういう会社なんですか?」と一緒にお仕事をしたり、周りの人からよく聞かれます。

本来は、私自身の言葉でうまく伝えていければと思って入るものの、あまりSNSとかものを書くのが得意ではないので、自分の言葉で書く代わりに「ティールバンクの中にいる人達はどういう価値観で働いているのか」が伝わるような本をあげていきたいと思います。

時間があれば個別の書評もちょこちょこ書いていければと思っております。

まずは第一弾として、組織に関する本から。

組織編

ティールバンクのティールはここから来ています。
組織を一つの生命体的に捉え、組織のビジョン・ミッション・バリューをメンバーが理解することで、従来のピラミッド型の上意下達の組織ではなく、現場ベースで状況即応的な意思決定ができる組織になります。
答えは現場が知っている。計画と管理からの卒業。VUCA時代の組織の一つの形だと思っています。
①エボリューショナリーパーパス、②セルフマネジメント、③ホールネスが3大要諦としてあげられていますが個人的にはホールネスが難しいなーと思っています。

上場を目指す組織(内部管理体制等)やもっといえば株式会社という仕組みと相性が悪い部分もあるので、いい形がないのかは探求していきたい。

「信じて任せる、任されたと信じて応える。」が一番響いたフレーズ。
信頼関係に基づいて運営することを前提に、組織(階層構造、部門)を役割を、運営ルールを見直して、一人ひとりが、充足感を持って、自由に、成果をあげられていくようにするためのエッセンスが書いてあります。具体的な事例なども多く取り上げられていて、とてもわかり易い。
著者はアジャイル開発的に組織マネジメントに取り組む中でこの手法を獲得したようですが、アジャイルとティールの橋渡しという意味でも非常に良い本だなと思います。

ティール組織の運営ルールの一つであるホラクラシー。
よく、ティール=ホラクラシーと間違われますが、ホラクラシーはティール組織の運営の方法の一つのやり方でしかないので注意が必要です。
ややもすると曖昧模糊としがちなティール組織をきっちりお作法を決めて「こうやれば(半ば強引にでも)ティール化(っぽく)できるよ」という意味では評価すべき本。
ロール(役割)を定義して、そのロールの権限と責任を決める。
ロールの役割、責任、担当者を決めるミーティング(ガバナンスミーティング)と、ロールに基づく業務オペレーションのひずみ(問題)を解決するミーティング(タクティカルミーティング)にわけて運営することで、社内の責任の所在とコミュニケーションの目的を極限まで見える化する。
マネジメントやリーダーといったものも全てロールに置き換える。人を管理するのも単なるロールでしかないので、一番うまい営業マンが出世したときに管理がうまくいかない…といったようよくある話も「渉外ロール」と「傷害する人を管理するロール」にわければ解決します。ロールをうまく使うと社内の「餅は餅屋」を徹底していける。
ルールルールしているので、慣れるまで大変そうだが、わかりやすさという意味では非常に心惹かれる本。

ホラクラシーとは違うやり方で、ティールっぽい自主経営組織の作り方について学べる本。本編の中では助言プロセスや、チーム内で意見の相反が起きた際のアプローチや解決手法についてが特に参考にありました。
本編もとてもいい本なんですが、本編の合間に出てくる嘉村賢州さんの書かれているコラムがティールやその周辺概念についてめちゃくちゃまとまっていて、素晴らしく参考になります。コラムだけでも読む価値ある本です。

次回はサービス開発などの考え方が分かる本を紹介する予定です。
こんな組織で働いてみたい!こんな人と仕事してみたい!めっちゃ気が合うじゃん!と思った方はこちらからお気軽にお問い合わせください。



















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