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「若い医師に贈る言葉、と私の反省」考

この前の私の投稿「若い医師に贈る言葉、と私の反省」に対して、「だれもが好きに自分の進路を決められる訳ではない。この言葉は人を傷つける。」とのご意見を頂戴しました。

 確かに、そうです。私もそうでした。少し、言葉が足りなかったと反省して、この文章を書いています。傷つけてしまった人には、謝りたいと思います。ごめんなさい。

 私も「先進医療に従事していたい」という自分の思いと、両親や地域住民の「地域医療を担って欲しい」という期待、この乖離に悩まされる20年を過ごしてきました。ただ、環境の様々な制約がある中で、「それでも自分はどういう人間になりたいか」を考えること。理想と現実の中で悩みながら、最終的に自分の答えを見つけ出すこと。それが、人間の成長だと最近考えています。考え続ければ、かならず、自分が納得できる答えが見つかりますよ。ただ、焦らないでください。答えが見つかるまでは、可能な限り、答えを出すことを引き延ばすことがコツだと思います。一所懸命生きてれば、「今まで見えていなかった大切なこと」が、少しずつ、しかし確実に見えてきます。私にとって、それは、大切な仲間の存在であったと思います。その「大切なこと」の集積が、あなたに本当の答えを示してくれるでしょう。これが、今の私が導き出した答えです。

 同じように悩んでいる若い人に、少しでも道標になって頂けたら、と思い、書き添えました。皆様のコメントを頂けますと嬉しいです。

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