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タロット暦、寒いと星はよく見える

タロット暦では、星のカードは二十四節気の大寒と立春に対応している。

ウェイト=スミス版の星のカード。裸の女性が星の下で水瓶から水を泉に流し込んでいる。

大寒は「大きな寒さ」と書くように、一年で最も気温の下がる時期。

立春は春の始まり。しかしニュースなどでよく「暦の上では」と但し書きされるように、体感温度はとても春とは思えない。
でも、最も寒い時期の中にも春が用意されつつある。

星のカードは最も寒い中にも春が準備される時期を示している。寒いと空気が澄んで星もよく見える。

裸の女性は、この寒空の下で何をしているのだろう。星のカードの精神性の高さを考えると、乾布摩擦、寒中水泳、滝行、みたいなイメージも浮かぶ。最も寒い時期だからこそ、肉体的な限界を克服し精神を鍛えようとする。

星のカードを季節と照らし合わせると、そんな風にイメージすることもできる。