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#52 アンロック3日目 打席に立たなきゃ三振はできない【アーユルヴェーダ】

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたり、イベントを運営したりしています。

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2週間ぶりぐらいに外にでてみました。車で幹線道路を通っただけですが、なんとも言えない、複雑な心境でした。大きな変化はなかったものの、普段のにぎやかさがウソのように少なくて、田舎からデリーに出てきた人達がいったいどれぐらいいたのだろうと思ったぐらいです。

デリー州は他の都市よりもコロナウイルスの感染者が多く、警戒した州知事は再度封鎖を命じました。州を越えて移動する人達はご注意ください。

さて、本日の質問にいってみましょう。

アラフォーの女性です。子供の頃からずっと「負けず嫌い」とは無縁です。これのせいで出世願望もありません。「負けるぐらいなら最初から勝負しない、相手に譲る」性格です。でも、これでは世の中から淘汰されるだけなので、こんなんじゃダメだとも思っています。どうしたら負けず嫌いになれますか。負けず嫌いとはイコールではないですが、向上心も持てるようになりたいです。

と頂きました。

質問を一つ一つほどいていきましょう。なぜそう思うか自分に聞く必要があります。

とだけ書きました。今日はこの解説からしたいと思います。

「子どもの魂百まで」は本当

質問者さんは、”子供の頃からずっと「負けず嫌い」とは無縁です。これのせいで出世願望もありません。「負けるぐらいなら最初から勝負しない、相手に譲る」性格です。” とあります。アーユルヴェーダでは、本来その人がもつ「本質」の事を「プラクルティ」と呼びます。プラクルティはドーシャのバランスが取れている状態、反対にとれていないと「ヴィクルティ」と呼びます。

プラクルティのまま、大人になれる事はかなり珍しいです。それぐらいドーシャは乱れるものだと思ってて結構です。でも、ポイントは乱れ幅です。ある一定の乱れは、体がもっている自然治癒力でコントロールできます。これが一線を越えた時に体に症状として現れます。

本質はどうやっても変わりませんが、ドーシャの割合は年齢や環境で変わります。それは年齢を重ねるという自然なものもあれば、過剰なストレスや間違った食生活によるものもあるのです。

人間の体は、もともと適応能力というものを持っています。これは異なるものが続いた時にそれに慣れようと体が変わるのです。大人になってプラクルティが変わるからといって心配する事はありません。その時に、「自分はハッピーか、肉体的に問題はないか」と自問自答して「Yes」なら大丈夫です。

私は、質問者さんの過去の背景はわからないのですが、今回解説しようと思ったのは、「負けるぐらいなら最初から勝負しない、相手に譲る」性格です、 この文章にひっかかりを感じたからです。子供の頃からの性格はおそらくそんなに変える事はできないでしょう。でも、今からの行動で未来は変えられます。

絡まった糸をほどく作業

「負けず嫌い」という言葉は確かに存在します。辞書によれば「他人に負けることを嫌う勝気な性質」という意味があります。 どんなことでも人より勝っていたいので、自分が負けることを許せません。 仕事でもプライベートでも関係なく、人より優れていたいと思うのが負けず嫌いです。

確かに、物心ついた時に、私達は勝手に「競争」させられているのかもしれません。勝つ、負けるというのは日常生活にはありふれています。質問者さんの過去の思い出にもあったのでしょう。そんな時、質問者さんが思ったのは、「負けるぐらいなら最初から勝負しない、相手に譲る」というものでした。

意識を自分へ向けてみる練習

実は、勝ち負けをアーユルヴェーダ的に考えると、実は同じ意味というか、いい悪いがないのです。問題は度合いです。勝っても負けても経験値というポイントが入ります。人から見たら百戦錬磨に見える人は、勝ちが多いのではなくて、経験値が多い、つまり負けた数も多いのです。

「負け」と「勝負しない」はイコールではありません。なぜなら経験値がつめないからです。なんらかの過去の嫌な経験が「放棄」するきっかけを作ったのかもしれません。放棄も勝ちも負けもあってもいいのです。経験値ですから。大事なのは一つに偏らない事です。

それに勝負は一回きりではありません。さらに、勝つ相手とは、誰でもない自分との勝負です。

向上心や目標に向かって行動する性質はピッタ優勢の方に多いです。バランスが取れている場合は、向上心が高く、目標のために行動できる、まさに質問者さんが理想とする状態です。

負けず嫌いの人は、比較する事が得意です。自分より上か下か、違う所はどこか、そういう分析力がある人です。そういう人は常に自分がどのぐらいのレベルなのか、成長できるか、何が足りないのか気になります。

質問者さんは、他の誰とも比較する必要はありません。何か勝負どころにぶつかった時、これは誰かとではなくて、自分との勝負だと考えてください。理想とする自分が勝ちとするならば、どれぐらいその理想に追いつくか、何が足りないのか、仮に、その時いい結果がでなくても、次の時までに準備する。そうやって何度も挑戦するのです。

相手は勝つためにいるのではなくて、相手にいい所を見つけたら、さっさと真似してみましょう。そして自分のものにしてみます。すべては自分をよくするために行う事です。うまくいかない原因をみつけ、その解決法を考え、行動する、なんでもこの繰り返しです。

まずは、自分自身と向き合う事。簡単な事から始めてみましょう。たとえば、ウエストを5㎝細くする、でもいいですし、朝6時に起きて運動する、でもいいです。自分にできそうな軽い「制限」をかけて行動するとか、そしてちょっとした自分との闘いに慣れていきましょう。

カファ体質さんの場合、肉体的には、筋トレがいいですよ。特に腹筋、背筋を鍛える事。全身のトレーニングもおすすめです。便秘がちではないですか?消化不良なら少し食べる量を減らして、おかゆなど消化にいいものを食べましょう。

まとめると、勝ち負けは自分との闘いです。他の人とではありません、という事。そして、勝っても負けても経験値。負けは次へのチャンスと思ってください。そしてライバルは倒すためにいるのではなくていい所を吸収するためにいます。

このブログでは質問者さんからの質問をアーユルヴェーダ的に考えて悩みを解決しています。どんな事でも100%お答えしてますので、お気軽にお寄せください。

それでは素敵な一日がすごせますように。




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