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#22ロックダウン22日目 おすすめのスパイス

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたりイベントを運営したりしています。

21日間のロックダウンが延長になったインドは、引き続き5/6まで継続する予定です。一部4/20以降で製造業が開始されるという話もありますが、一貫してモディ氏のスピーチは「経済より人の命」「今は不要の外出、人との接触を避ける事」が重視され、本日詳しいガイドラインが発表されます。外出禁止は続きますが、解除された後に集団感染が起こるのでは意味がないので慎重な対応です。

モディ首相の昨日のスピーチでは、しょっぱな、これで登場しました。素晴らしすぎる。国民にマスクが買えない人がいることも知っているからです。こんな風にすれば大丈夫というパフォーマンス。さすがです。

日本からみると、ロックダウンは非常に過酷に感じるかもしれませんが、13億もの国民を、医療機関をパンクせずに保ち続ける方法としては、これ以外ないのかもしれません。そう考えると日本は、「自粛」という国民の自己判断で管理するという民意の高い国が行う方法をとっているのでしょう。引き続きロックダウンの状況は続きますが、油断せず、安全に生活していきましょう。

さて、本日の質問です。

おすすめのスパイスは何ですか?いろいろあると思いますが、今ご自身でハマっているものなどでもいいので教えてほしいです。

ということです。スパイスは、非常に広く深く、この話題で1週間ぐらい話せそうですね。回答はこちらです。

毎日、日常で使うものは、コリアンダー、クミン、マスタードシード、ターメリックです。個人的にはカルダモンとドライジンジャー、フェンネルも好きです。ターメリックは最強ですね。免疫も維持できるし簡単だし。あと冷え性なのでスパイスではないですが、生姜をよくとっています。

日本のスパイスとインドのスパイス

スパイスといえば、圧倒的にS&Bさんです。インドだけではなくヨーロッパ、中東、東南アジアのスパイスも豊富ですね。スパイスの歴史は本当に奥が深くて、インドは、イギリス東インド会社が香辛料を輸出した事からスパイスの産地として知られていくようになります。インドは今でも第一産業は農業で、自国の食べ物はほとんどが国内産です。

湿気がなく、水不足に悩まされる地域が多いのと、広大な国土を考えると、スパイスの栽培にはもってこいなのでしょう。

スパイスはいろんな種類がありますが、普段使うのは4.5種類です。これも家庭によって違いますが、カレーのあの黄色はすべてターメリックです。色を付ける以外にも殺菌作用、消化促進、抗アレルギー作用、解毒作用などがあります。主にピッタを整えるスパイスとして重宝されています。

国の位置に関係すると思うのですが、インドは日本よりも圧倒的にピッタ異常の疾患が多いのです。熱い国ですし、辛いのを好むのもそれが原因と考えられます。そのため、健康維持にクミンが必需品というのは偶然ではなさそうです。

まだ西洋医学がインドに浸透する前、これはあまり昔の話ではありません。西洋医学は先ほどのイギリス東インド会社によって、広まりました。そう考えると約90年ほどなんですね。その前は中東のユナニ医学やホメオパシー、アーユルヴェーダが主流でした。だから、今でもアーユルヴェーダが国の医学として認められているのですね。

日本にも、五代と言われる思想が仏教伝来とともに伝わっています。スパイス、というと出てきませんが、薬味だと何か思い浮かびませんか?これが日本のスパイスです。山椒や赤しそ、大葉、ゆず、ケシの実など、これはれっきとした「日本のアーユルヴェーダ」ですよね。

古代の人は、こうした薬味をいただくことで体の調和を図っていたのです。そして味覚を楽しんだのでしょう。そう考えると、私達が、アーユルヴェーダを学び、自分の国のスパイスにも興味をもてたら、それほど楽しい事はありませんね。

質問は随時受け付けております。紹介しきれていない質問もありますが、全部回答していますので、いつでも質問箱に投稿してくださいね。それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。

ラジオ番組はこちら #インドとアーユルヴェーダと私 #Radiotalk
https://radiotalk.jp/program/41579




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