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ストレスとうまく付き合う方法#119

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダやヨガを勉強したり、ブログを書いたりイベントを運営したりしています。

もう2週間もご無沙汰しておりました。(すみません)

いろいろと巡り巡ってまたかえって来るのですが、いつも思うのは、アーユルヴェーダの事を考えすぎてしまうのもいけないし、つかず離れずが私にとってはいい関係でいられるようです。

でも、アーユルヴェーダもヨガもマスターするには勉強が必要です。ここは怠らず、言い訳せず、精進してそして皆さんにお伝えできればと思っています。

ところで、表題の件ですが、今回は、質問者さんの質問ではなく、「アーユルヴェーダ勉強会」で取り上げたテーマをお伝えします。

ちょうど、去年の今頃、インドにもコロナウイルスも話題になり、ロックダウンが始まる直前でした。

あれから一年。

ニューノーマルと言われる常識が始まりました。

デリーでは、活気がすこしずつ戻ってきましたが、学校が一斉に始まる事はありません。

オンラインでの打ち合わせや、デリバリーサービスはなくてはならないものになりました。

この1年で、たくさんのストレスを抱えていたと思います。

また、それを知らずに過度に怖がったり、忌み嫌ったりすることもあります。

アーユルヴェーダとヨガの観点から、「ストレス」を観察してみようと思います。

ストレスがない人生なんてない

ストレス」と聞くと、ネガティブなイメージがありませんか?

ダイエットもそうですが日本では本来の意味と少し解釈が違う捉え方をしているような気がします。

何を隠そう、私も若い時からずっと心にある「ザワザワ感」が何故起こるのか、どうしたら治るのか、最近までギモンに思っていました。

「自信がない」

「悲観的」

「怒りっぽい」

「愚痴っぽい」

「短気」

「無口、無関心」

これらは自分の個性と思う人もいるでしょう。

しかし、できれば24時間365日「ハッピー」でいたいものです。

その「ハッピー」も過度な興奮としてストレスだと言われたらどう思いますか?

私達は、ストレスを感じない事ができるのでしょうか。

答えは「NO」です。

ストレスとは、脳に与える「刺激」の事

ストレスとは、Distress という言葉が短くなったもので、もともとは、五感をとおして脳が反応を起こす神経伝達作用です。

私達は、無意識に呼吸したり、血液が流れたり、心臓や内臓が動きます。

これらは全て脳が指示を出しています。

体はよくできています。私達に危険がおよぶと、体を守るように働きかけます。

刺激が発生すると、脳が働いて、調整を図ります。

そして、安全だとリラックスした時に、体を緩めます。大きく分けて、脳は主にホルモンと神経を通して体をコントロールしているのです。

ストレスの仕組みを知る

実はドーシャの中で最も、ストレスを抱えやすい体質はヴァータが優勢な方です。

神経のうごき、五感の感受性というのは「動く」というエネルギーが必要です。このエネルギーは、ヴァータの特徴の一つです。

ヴァータ優勢な方はでは、他の人と比べてどうか。

ストレス(刺激)を感じやすい体質ですが、それがネガティブな結果になるかどうかは、対処の方法によります。

どのドーシャでも、バランスがよければ刺激によって体や心を蝕んだりしません。

問題は「刺激を受けた時の、その人の状態と、それをどう理解するか」です。

ドーシャの不具合とストレスの関係

ヴァータが乱れると、あなたは不安やパニックを感じるような人生を起こしやすいかもしれません。このドーシャの増加は、恐怖、不安、不眠症、孤立などによって現れます。

ピッタが乱れると、過敏性、欲求不満、および怒りによって現れる可能性があります。ピッタの引き金の症状には、発汗、胸焼け、下痢、高血圧などがあります。


カファが乱れると、変化に抵抗する可能性があり、ストレスを生み出す可能性のある不快な状況では柔軟性が低く、頑固です。
ストレスは、過剰な食欲、意欲の欠如、倦怠感などによって現れる可能性があります。

どうです?見事に全部否定的な状態でしょう?

でも、安心してください。

要はドーシャのバランスを崩さずにすごせばいいのです

ストレスには3つのパターンと4種類の原因があります。これは、いろんなサイトでも書かれている事です。

今日はアーユルヴェーダとヨガの観点からストレス解消法をお伝えします。

リラックスするためには心の掃除をする。

1. 頭を休める

「何をするか」ではなく「何をやらないか」を決めてください。

ストレスは気づかないうちに受けている事が多いです。そのため、本人が気づくのはまだいい方で、家族や同僚、そばにいる人が気づいてあげないと手遅れになる事があるのです。

自分をわかってくれる誰かと、最後にいつ話しましたか。

声をだして誰かと話す機会がありましたか。

SNSが当たり前になって、私もこうしてあなたに文章で伝えていますが、口にだす、声を出すと言うことは「呼吸」にもつながる大事な行為です。

ドーシャでは、ウダーナヴァータがこの機能を持っています。

使わないと、ドーシャはバランスを崩します。

もし、誰もいなかったら、今はいろんな方法があります。話をする、これは一つの解決の糸口でもあるのです。

2. 体を清潔に保つ

体の浄化は、つまりを起こさないようにする為に必要です。

まずは清潔にしましょう。

外に一歩もでていなくても、体は代謝をして、不必要なものを外にだしています。

過剰に洗いすぎもいけません。1日1回です。

暖かいお風呂でじんわり汗をかくのが一番です。汗、尿、便は毎日出した方がいいですよ。

3. 呼吸に気を付ける

呼吸、特に吐く息を意識してください。

緊張したり、ストレスが溜まっている時は、呼吸が乱れます。

体を動かすのは理想ですが、それもできなければ、深呼吸しましょう。

この時、胸とお腹に息をいれたり出したりするのを意識しましょう。

鼻が詰まっている方は、マッサージをしたり鼻のつまりをとって行った方がいいですよ。

(口ではダメなの?)と思われる方もいると思います。

ここはアーユルヴェーダ的に考えてみてください。

心のつまりと体のつまりは連動します。

もし、あなたが、ストレスで体や心が疲れている時、「ストレスの原因を取り除く心のトレーニング」と「体のドーシャのバランスを整える」のを同時に行う必要があります。

鼻、口、耳、がスムーズに通らなければ、体に症状がでなくても、精神的な刺激=ストレスは感じているのです。

そのためには、生活習慣を変えたり、食事に気を付けるのが今日からできる一つの方法です。

4.ストレスの原因を排除する

これは、そんなに簡単じゃない、と思う人もいるかもしれません。

それは、決して一人で解決しようとしない事。

矛盾するかもしれませんが、人は人に傷つき、人に助けられます。

自分で悩んで解決しようとしているのも、

そばにいる誰かが、少し変わったと感じているのも、

気付いたら誰かにシェアしましょう。

特に、自分で気付いていない人が本当に多いのです。

アーユルヴェーダは、そんな人間の変化を、肉体的にも精神的にも観察し、修正する事ができます。

そのかわり、

早めに手を打つ事です。

アーユルヴェーダでは重症と化したものは、例え肉体であっても時間がかかるからです。

誰かの心の変化に気付いてあげられますように。

そして、そのおかげでハッピーが増えますように。

このブログでは、質問者さんからの質問をアーユルヴェーダ的、インド的にお答えしていきます。お気軽にお問合せください。


それでは、今日も素敵な一日が過ごせますように。





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