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情報量が多すぎる → ×

 先日このブログで紹介した休工中の看板に対して、なんとさらに追加の貼り紙がありました。

手打ちうどんおがわまで通行できます

念のため、看板と追加されたシールや貼り紙に書かれている文字列を、順序立てて整理すると、以下のようになります。

①工事中につき車両通行止め
②休工中(シール)
③手打ちうどんおがわまで通行できます(貼り紙)

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詳細は以前の記事に譲りますが、まず①があって②でその否定があり、さらに別の文脈の情報である③が重なっています。

人はそもそも一度に一つのことにしか集中できないので、このように同じ領域を使って3つの情報を物理的に重ねてしまうのは、尋常ではないと感じてしまいました。

まして運転中という認知資源の限られた状態です。真面目に①〜③を読み解こうとして混乱してしまう人が出てこないとも限りません。百歩譲って①と②の共存は仕方がないとしても、まったく文脈の異なる③は、独立したメッセージとして、物理的に離れた場所に掲載することが望ましいと思いました。


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