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L字部分の情報は読まれない → ×

災害の危険が迫っていたり重大事件など国民に大きな影響を与えることが発生した場合、テレビでは画面上部や左部分のいわゆるL字型の領域を用いて、文字情報を流すことが行なわれています。

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この方式はリアルタイムで重大なことが起きている際、テレビ放送においてそれを伝えるという点では、やむを得ないやり方だろうと思います。しかし表示直後を除いて、すぐに読まれなくなり、番組に集中したい人にとっては、大きなノイズとなってしまいます。

また、この画面例では地震の情報(震源は沖縄本島北西沖 深さ10キロ マグニチュード5.5)が速報としてL字の下に挿入されていますが、L字に掲載された台風情報と関連しない別の独立した内容です。このため、ただでさえ情報量が多過ぎるところ、さらに画面内が整理されていない文字列情報で溢れてしまい、必要な情報が読み取りにくくなってしまいます。

各々の情報は重要なものなので提供すべきですが、できれば元々の番組に混在させることなく表示する方法が取れれば良いのではないかと考えます。例えばサブチャンネルなど独立した別画面でそれだけを表示するとか、小さくなっても画面を2分割して通常の番組と、L字部分の文字情報だけの2つに分割するなどです。

L字部分の文字情報は必要な人には必須の情報です。技術はすでにあるはずです。せっかくの情報なので、無駄なく伝わる方法が実現できないものかと思いました。

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