2024の始まり

2024年になった。
2023を振り返るような記事を書こうと思ったけど、僕にとって一年の区切りは西暦が変わる時よりも、年齢が変わる時の方がなんか区切り感があるので、ふりかえりはそっちでしようと思う。
ぬるっと2023が終わり、 2024になって早くも1週間とちょっとが経った。
正直にいうと、スタートはあまり良くない。
2024年が始まってすぐ、浮かれ気分は現実に引き戻された。
1月1日に、能登半島地震が起きた。
僕はそのニュースを見ながらずっと泣いていた。
自分は首都圏で生まれ育ち住んでいる人間であるため、今回の地震では当事者ではない。しかし、絶えず発せられる緊急地震速報を画面越しに聞きながら、実際に被災している人たちは今どんな思いをしているのだろうか、と想像をするだけで、涙が止まらなくなり、何も手がつかなくなった。
そこから羽田空港での事故など、心が抉られるようなニュースが立て続き流れ、辛く苦しい情報ばかりが目に入ってきた。Twitterを見てみると、苦しい思いをしている人たちに対して厳しいことを言っている人が大勢いたりして、どうしてそんなことができるんだろうと、さらに気分が沈んだ。
そうして、僕の心は新年からあっという間にすり減ってしまった。

元々敏感な僕の心は、年々敏感になっていっている気がする。
これじゃあ生きるのも大変だろうなと、自分ながらに思う。
もし、今回の心のすり減りが、自分の身に起こった何かが原因だったなら、それを解決してしまえば、心はマシになるだろう。
しかし、今回は自分以外の誰かの身に起こったことを目撃して、こうなってしまっている以上、簡単にはいかない。
「心が疲れやすい人は情報を遮断した方がいい」なんて話も聞くが、
あらゆるところから情報が飛んでくる今の社会に、そんなことをするのは案外難しいし、何よりも一度その情報に触れてしまった以上、どうなったのか、どうなっているのか気になってしまう自分がいる。
まあでも、なるべくそういう情報から自分を遠ざける以外に、これ以上の心のすり減りを防止する策はないんだろうとも思う。


今も被災地で苦しみ怖い思いをしている方々がいることを忘れずに、自分の目の前に広がるすべてに感謝をしながら生きていきたい。
そんなこんなで、僕の2024年は心の回復から始まりそうだ。

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