情報収集・学習をする際の思考軸

情報収集や学習をするのには思考軸を明確にすることが重要となる。

僕が意識しているのは以下の三軸。

時間軸
横比較軸
優先順位軸

時間軸

簡単に言えば、歴史から考える軸である。
例えば、通信技術について学びたければ、通信技術の歴史の視点で見てみる。ISDN→ADSL→光回線→3G4G→5Gのような流れが学べる。

横比較軸

カテゴリ毎に括って体系化する軸である。
通信技術の例で考えると、ダイアルアップ回線や光回線、モバイル回線など、同じカテゴリに分類されるものがどのようなものがあるのかを挙げてみる。

横比較軸で考える時はアウトラインで書き出してみると体系化されて分かりやすい。2層のアウトラインになる。

優先順位軸

優先順位の高い低いで捉える軸。
その情報を人にプレゼンして説明する場合、どのような順序で説明すれば分かりやすいか、という視点で考える。

優先順位軸がしっかりしていない資料は人に説明できないので、資料としての最大の欠陥があると言える。

本を読む時も優先順位軸が役に立つ。
自分の場合は、まず「終わりに」を読んで全体でどんなことを言っているのか、どんな考え方に基づいて整理された本なのかを知る。
次に目次を見る。大項目がどんな流れなのか。中項目がどんな流れなのか。小項目に気になる内容がありそうかを見る。
目次がアウトライン化されていない本は、そもそも読む価値がない。構造化されてない情報である証拠だ。

本に限らず部下や同僚が作った資料内容を読み取る時も優先順位軸が役に立つ。
情報量が多く見づらいパワポ資料でも、タイトル、見出し、太字等強調部分の順で読めば頭に入りやすい。
この軸が欠如している資料は分かりづらい資料だ。

自分が資料を作る時も、これらの軸を意識して作るとわかりやすいだろう。

横比較軸が浅く広い2層のアウトラインであるのに対して、優先順位軸は深く狭い3層以上のアウトラインとなる。

終わりに

以上の内容をマインドマップで整理すると以下のようになる。

アウトライン思考で物事を考えるだけで、情報と情報が結びつき記憶にも定着しやすくなるのでおすすめだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?