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何光さんの話

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日記的な話ですが、何暗さんの話ではありません。 何光さんの話です。 虚実入り乱れています。
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#時間

時間がすぎていってしまう。こわい。

さまよっていたレンズが不意に焦点にゆきあたる。手さぐりで時刻は5時35分、天窓はまだ暗いが、足元の窓には曙光の末がある。

ベッドからずり落ちかけたデニムを掴み、上体を起こす。朝一番に着替えることができるかどうか。これがいのちの明暗を決める。衣服、これこそが人間を人間として生かした最大のものだ。
火、二足歩行、そんなものはどうだっていい。自分の身体のテクスチャを自分で加工できる。自分の身体を自分の

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