実際にあったタクシー相乗りとちょっとした奇跡。

タクシーの相乗りサービスの実証実験が以前行われた。

もろもろの実験結果は出ているが、いくつかの結果で言うと

『相乗りサービスが本格的に導入されると利用するか?』(n=940)
という質問に対して
「利用したい」 30%
「利用したくない」 26%
「わからない」 44%
という結果になっている。

そして相乗りサービスの利用で懸念されているのが
「同業者とのトラブル」 50%
「マッチング遅れによる時間遅れ」 31%
だった。

詳細データはこちら(記事内添付資料より)

これを読んでいる方で、タクシーを利用する方でも
上記の懸念材料がほぼなくなり料金が安くなるのなら利用したいはず。

「いや、俺(私)は人と一緒に乗るなんて嫌!」
という方もいるとは思う。
でももし、もし、たまたまタクシー乗り場で行き先が同じ方向の人が隣にいて、相手が先に降りる目的地で、
尚且つ、見た目がタイプで、話した感じ的に「良い!」というフィーリングが合うことがあれば、
つまり、ほぼ無いであろうけど出会いたい人との出会いがあれば、相乗りをする可能性はあると思う。

というわけで、絶対にないとは言いきれないタクシーの相乗りに関してのエピソード。
今はまだ相乗りのエピソードは少ないかもしれません。

ーーー

同僚に聞いたこの話は、羽田空港国際線のタクシー乗り場で起こった。
このタクシー乗り場では、東京方面と横浜方面では乗り場が変わり、
神奈川方面へ行くなら、利用するタクシーも基本的に神奈川地区のタクシーになる。

しかし、その日同僚がタクシー乗り場で待っていると
神奈川行きで待つお客様はいるが、東京方面の自分のもとにタクシーが来ない。
待てど暮らせど来ない。
神奈川方面のタクシーも来ない。

しょうがなく、乗り場案内の係から
「神奈川方面のお客様ですが神奈川のタクシーが来ないので,,,」という話に。
行き先は、とても遠い訳ではない。
せっかく待って距離が伸びないのなら、不運だ。
諦めかけたタイミングで別のお客様がやってきた。
このお客様が東京方面であれば、お乗せして出ることが出来る。
案内係が行き先を伺うと再び神奈川方面。

ただでさえ来ない神奈川方面行きのタクシーを利用する人が二人になってしまった。
これでは、一人目を断ることも出来ない。
結局お送りすることになるが、二人とも行き先が比較的近いことが分かり、
お客様同士で「それなら,,,」と相乗りすることになった。

道中、どちらが先に降りるかを知るために目的地をお互いに話していると近い。
しかもほぼ目と鼻の先。
たまたまお乗せした二人はご近所さんだった。

なんとなく親近感を覚えた二人は、二人とも今日、中国から帰ってきていた。
1人は中国人で日本に勉強しに来ている。
もう一人は、日本人で中国で仕事をしておりその帰省。

お互いの現住所が近所であることが分かり、さらに中国から来たという共通点を見つけた。
これだけでもなかなかない。

さらに話を進めると、また共通点が見つかる。
日本に勉強に来ている中国人の実家は
仕事で中国に住んでいる方の家のすぐ近所だった。

互いに、日本の家と中国の家で
実家の場所と一人暮らしの場所が近所だと言うことが分かった。

タクシーに限らずなかなか無いであろうこの奇跡に、
二人は意気投合し車内は大盛り上がり、名刺交換をして後にしたという。


ーーー


その後の二人がどうなったかは分からないが、
思わぬところの思わぬ出会いが、面白い人生を創るきっかけになるとも思うし、
その可能性がタクシーにあると感じるとますますエピソードを集めたくなった。

タクシーをエンタメにします。


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