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#タクシードライバーは見た「暦の上ではオオミソカー」

もし暦が無かったらどうなっていたんだろう。
そんなことを思いながら大晦日の東京を走っていた。
2019年12月31日。暦の上ではそう記されているから年の瀬、年明けなんて言われたりするが実際、時間自体は普段と変わらない速さと間隔で動いていて、変わっているのは暦によって動いている人間の行動だけ。
気温だって、少々温かかったが冬の一日。
太陽も昨日と今日はほんの少しのズレはあるけど同じ位置で同じ時間帯に顔を出す。そんな大晦日でもただ知人と飲みに行くだけのお客様もいた。

ホテルでお乗せすれば、地方から来た方が東京を周る。
外国人観光客は日本を観光している。
前を走る車はほとんどが地方ナンバー。
台車を押しながら歩く配達員もいる。
年を跨ぐ瞬間に渋谷でそれを祝う?人たちもいれば、
何も関係ないようにコンビニで買い物する人もいる。

年末年始で仕事が休みだから大半の人たちは遊んだり帰省したりするが、
それも暦がそう表しているからに過ぎない。
気になって調べてみると旧暦でいえば今は2019年12月7日らしい。
その計算での年明けは今月の25日。
そして、その旧暦から今のグレゴリオ暦に変わったのは明治5年から明治6年に変わる時で今から150年ほど前。
明治5年は12月2日までで、その翌日からは明治6年の1月1日に改められたらしい。

なんかおもしろい。
今日は大晦日ですと言えば大晦日になるというだけ、とも言えるのか。
たまに、なにかの表現で「暦の上では」というのを聞くけど、なんとなく聞き流していたあれはそういうところと関係しているのか。
何とない大晦日を過ごして、そしてそれを明けて帰って来た元旦に書いている。

大晦日に仕事をしている自分に酔いたいところもあったが、
忙しいということも無かったため過去最長の休憩時間を取り、2020年にやる動きについて考えていた。

つまり、サボっていた。

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