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タクシードライバーという仕事のやりがいについて

みなさん、こんにちは。
タクシーちゃんねるのげん太です。

今回はお金以外の部分でタクシードライバー職のリアルなやりがいについて記事にしていきます。最近も車椅子の方から乗車申し込みがあったり、急いでいるお客さまを上手くお送りしたり、暑さで辛いな〜というお客さまをお乗せすることで、日々「人助け」をしているなと感じています。

そういったお金以外で仕事のやりがいの話です。東京のタクシードライバー職は世間のイメージよりもやりがいのある仕事かもしれません。

ぜひ最後まで読んでみてください。

一番重要なことは「人助け」をすること

タクシードライバー職は「人助け」の側面が強いです。終電が無くて帰ることができない人、雨でタクシーでの移動を望んでいる人、暑さを避けて少しでも快適な空間で移動したい人など様々な需要があります。そういった「タクシーに乗りたいけど、まだ乗れていない困っている人」をお迎えにいく、助けにいく仕事だったりします。なので、売上や給料だけではなく「人助け」がしたい人にはぴったりの職業です。実際、私がお客さまを乗せて、降車する時にはほとんどのお客様から「ありがとう」とか「助かったよ」という言葉をかけられることが多いです。こちらこそ…!という感じです。

世の中の「今」が分かる

日々、東京でタクシードライバーとして乗務をしていると様々なお客様を乗せて運行をすることになります。お客様の選り好みはNGです。(乗車拒否になります)たまたま乗せたお客様の服装や会話、雰囲気から世の中のトレンドとか「今」を感じることが多いこともタクシードライバー職の特徴です。毎日同じ職場で、同じ仕事仲間と付き合うわけではないので、いい意味で刺激があります。私が最近、現場で思うこととして今、東京の富裕層は増えているなとか、若くてもお金を持っている人は少ないけどしっかりいるな…と実感しています。最近は車内での話題も「仕事」の話題が多いです。コロナ禍や景気があまりよくない時は「仕事」の話題が少なくなったりします。

景気を敏感に感じることができる

タクシードライバー職は景気を敏感に感じることができます。なぜなら乗ってくる乗客の数や質、お客様の車内での雰囲気、チップの気前の良さは「景気動向」に左右されています。私は5年半ほど乗務をしていますが、景気感はいい意味でも悪い意味でもリアルに感じることができています。
(※売上は各ドライバーのスキル次第なので景気とはそこまで関係がない)
景気の最前線を知りたい人、興味がある人にとっては世の中の景気の変化や盛り上がり、盛り下がりが分かるので退屈しないでしょう。景気だけではなく商品トレンドも分かります。一時期は女性のお客さまの多くがタピオカミルクティーを持っていたり、スタバの新商品が出るとそれを手に持っているお客さまも多いです。そういった最新の情報に仕事柄、触れ続けることができるのが東京のタクシードライバーという仕事です。

街や道、建物の変化が分かる

タクシードライバーになってから、ふとした時にこの道は綺麗だなとか、ここに新しい建物ができたな?という新しい発見があります。東京では日々街や道の変化、新しい建物、お店の出店などがあるので、仕事中に目に入ることも多いです。またお客さまとの会話の中で新しくできた店や工事中の道の話題もあがります。私は有明エリアの夜景が好きだったり、練馬区に豊島園通りというマイナーな通りがあるのですが、そこを夜に車で走ることが好きです。ロングが出た時は、お客様のお金で一都三県の色々なところへ行くことができます。一都三県のみならず、栃木や静岡まで行ったという仲間もいます。様々な街が好きとか、道路が好き、建物に興味があるという人はより楽しんで仕事ができると思います。

一期一会の出会いを楽しむことができる

普段出会わない人と一期一会の出会いによって、目的地までお送りすることがタクシードライバーの仕事。東京で働いていると、テレビの中の人やアイドルかな?といった有名人をお乗せすることも普通にあります。意外と普通の人だったり、優しい対応をしてくれたりします。私たちも普段通り接することで一期一会による貴重な話を聞けることもあるでしょう。そういった経験は他の職業ではまずできないことです。

これからタクシードライバーになる人に注意して欲しいこと

一期一会の出会いでお客さまをお乗せしますが、そこで聞いた会話内容や送り先住所等をSNS等に公開するのは絶対にNGです。私たちタクシードライバーはプロのドライバーなので当然、顧客情報の管理に対して責任を持たなければなりません。誰々を乗せたとか、どこまで行ったとか、いくら稼いだという情報は本来、業務上の機密事項にあたると考えています。私もこうやって情報発信をしている以上、かなり気をつけています。情報を見るときは「デマ」であることを常に疑うくらいが丁度良いです。この業界のSNSや広告(求人情報も含む)は総じて情報リテラシーが低く、囮発信も多いため、いずれ問題が起こる可能性が高いと思います。

今回の内容は以上です。

タクシードライバー職は仕事を通じての「人助け」や「社会との接点」という側面が強くある仕事だと思っています。特に東京に関して言えば、多くの様々なお客さまをお乗せする機会があります。
人が好き、接客が好きという人であれば、楽しんで仕事を続けられると思います。私自身も人と関わることは好きなので、売上や給料だけでなく接客接遇を楽しみながら勤務しています。

一方で「情報管理、発信に対する意識の低さ」という注意点も指摘しました。情報管理の大切さとか、誇大広告には気をつけないとなと思っていただける人が少しでも増えてくれると嬉しいです。

この記事がこれからタクシードライバーを目指す方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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また次の記事でお会いしましょう。

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